2年前…2015/07/21の日記より
 
 
 
数日前からミニのエアコンの調子が悪くて困っていた。
エアコンスイッチを入れて最初はマグネットクラッチの稼働する音は聞こえるものの冷風が出ない。
出てくるのは温風のみ…。
これじゃ夏も乗り越えられない。
 
 
最初に疑ったのは電気系統。
リレーを短絡させてコンプレッサー、コンデンサーファンが動くことは確認。
ガスの圧力不足なのかマグネットクラッチが作動する音はするもののすぐにとまってしまう。
そこでガスを注入したけど圧力不足なのか1週間くらいでコンプレッサー稼働しなくなる。
これはもうどこかから漏れてるとしか考えられないわけで…
 
 
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【エアコン直った!】
 
エアコンが効かなくなって早2週間。
梅雨も明け、暑さに耐えられない毎日に朗報。
 
原因不明のエアコン故障を消去法で原因を探っていったら高圧配管に虫喰い穴があり、そこからスローリークしてることが判明。
配管を交換すればいいのだが、そこに行き着くまで外す部品が多すぎ、さらに外すには室内側からアタックするしかなくて、工賃が結構かかりそうだ、との判断から修理を断念してた。
それが2週間前の話。
 
 
 
「エアコンレスでも夏は乗り切れる!」と豪語したものの3日で根を上げてしまった今年の猛暑。
太陽との距離が縮まったんじゃない??
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
真ん中の黒いのが溶けてるところが高圧配管
 
 
そこで思い出したのが「デブコン(デプコン?)」の存在。
デブコンとは簡単に言えば金属パテのような補修剤。
ただ、接着力・耐圧力・耐油性・耐水性に優れ引っ張り強度も溶接並みにあるという優れもの。
以前タイヤホイールの虫喰い穴を埋めるのにも使ったことがある(タイヤの内圧は3kg/㎠ほど)。
 
カーエアコンの高圧配管の圧力は13〜18kg/㎠とかなり高め。
本当に大丈夫なのか?、それならメーカーに聞いてみよう!
デブコンのメーカーに事情を説明し問い合わせをすると「余裕です」との回答。
 
ただし留意点があって「デブコン施工中に内圧がかからないこと。内圧がかかるとそこからスローリークのルートができてしまうので圧力ゼロの状態でパテ盛りしてください」とのことだ。
 
ガスは抜けているので圧力は0。
あとは道具があればなんとかなる!ということでさっそく注文。
 
道具が揃ったところで虫喰い穴の箇所を特定し、研磨・洗浄。ほとぼりが冷めたところでデブコン施工。一昼夜放置し、リーク痕がないことを確認した上で再度パテ盛り。念のためそれを3回繰り返した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本当ならば真空引きのちゃんとしたやつが使いたかった
 
 
 
待つこと3日、ついにガス注入。
カーエアコンのガス注入はGS勤務時に経験してるので要領はわかってます。
エンジン始動しエアコンスイッチオン!ガス圧0なので当然コンプレッサーは稼働しないけど。
エアコンガスは低圧ホースから注入。
スタンドで使ってた真空引きや高低圧メーターの付いたリッチなものではなくあくまで「簡易的な」低圧ホースのみの工具を使用。
 
まずはガス1本目。入れた瞬間にコンプレッサー稼働!念のためリークポイントに石鹸水をかけてみたが泡ぶくは出てこなかった。
 
続いてエアコンオイル、ガス缶2本を連続投下!
リキッドタンクの覗き穴を見ると最初はたくさん出ていた泡ボコも徐々に減少、3本目を入れたあたりで完全に見えなくなった。
さらに念には念をいれてリーク箇所に石鹸水をスプレー。泡ぶくはなし。
デブコンすごい。
メーカーさんの「余裕です」のあの声が頭の中で響き渡る。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
使った道具、部品(エアコンガス)、オイル
 
ここには書けない紆余屈折あったものの、エアコン補修は完了(修理ではないと思う)。
これで今年の夏は生き延びられるかな。
 
これまでにかかった修理道具やガス代は全部で6,000円弱。
それでガスリークが止まってエアコン効くようになるなら安いもんでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2015/07/21
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ガス圧ゼロまで抜けたのでリキッドタンク内はサビ出てると思うけど、あれから止まることも漏れることもなく順調に稼働し続けています。
デブコンすごい。
デブコンって日本の企業なんだね。
 
 
 
 
 
 
2017/07/21     記