【水が怖い】
 
僕は泳げない。
正確に言うと「息継ぎが出来ない」。
息継ぎ無しなら25㍍をクロールで泳ぎ切ったことはある。
でも足がつかないほどの深さはダメだ。
浮かないから。
だから海とかもうほんと波打ち際で黄昏るか砂でカッパドキアみたいの作るかしか出来ない。
プールで浮き輪があってもやっぱり怖い。
 
顔を水につけるのが一番怖い。
だから毎朝毎晩顔を洗う度に「フッ!」って息を止めて死ぬかもしれないほどの恐怖と闘ってる。
 
 
 
僕は目が悪い。
メガネを外すと20㌢くらいから先はボヤけてしまう。
メガネ無しで運転なんて絶対にできない。
 
風呂やプールはメガネを外さないといけない。
それがまず不安だ。
子供達のために仕方なしに海へ行って沖合いまで浮き輪使ってバチャバチャした時は
「ここでメガネ海に落として紛失したら取りに行けないな…」とか
「浮き輪が破裂したら溺れて沈むな…」とか考えながら怯えてた。
プールへ連れてった時も場所にもよるけどメガネを外すように指示されるところもある。
そうなると手の届く範囲から先は未知の世界。
おまけに素顔に水を喰らうから怖くて仕方ない。
 
 
小学校の時もプールに入る前のシャワーは怖くて顔を隠してた。
水中メガネは持っていたが水の中では呼吸ができないことと 顔に水が付くことへの恐怖からあんまり意味をなさなかった。
 
 
高校生の時の授業では一度もプールに入らなかった。
泳げないのもあるけど今更怖いから、なんて言えなかったシャイボーイだったので
「水に浸かると腹を下す」とウソをついて休んでた。
 
 
 
 
 
髪を洗う時も恐怖との戦いだ。
耳から米噛みから水と泡が垂れてくる。
必死にそれを手で拭って急いで流し落とす。
顔に掛かったお湯はすぐに拭き取る。
そのくらい顔に水がつくのが嫌だ。
 
 
 
なんでだろ?
小さな時にトラウマか何かがあったのかな。
とにかく僕は「顔に水が付くのが怖い」。
雨とかは平気なんだけど、メガネに付いた水滴はすぐに拭かないと気が済まない。
 
 
 
 
僕は温泉も嫌いだ。
 
メガネをかけて入ると曇るし、外すと見えない。
知らない人と同じお湯に浸かるのもなんか嫌だ。
だいぶ前に「わたらせ渓谷鐵道」の水沼駅で温泉入るには入ったが、これは嫁が温泉好きだからそれを口実に「わ鐡」に乗せるため  一緒に旅行したくないけど仕方なしに連れていった。
たまたま男湯には客が居なかったのでメガネをかけて入れたけど。
 
 
 
 
 
 
 
この話を長女に話したら笑われたが、その後彼女は「私は歯磨きが怖くて」と暴露した。
なんでも、「口の中に異物が入る」のが嫌なんだそうだ。
何かを食べることは抵抗ないけど 食物以外が口の中に入るのは嫌なのだそうだ。
 
ジャンルは違うが「普通の人ならあまり恐怖しないものに対しての恐怖感」は2人で共感できた。
 
 
 
ま、なんのオチもない話なんですけどネ。
 
 
 
 
#水恐怖症
 
 
 
2015/07/11の日記より
 
2017/07/11     記