前に聞かれたことがあるこの疑問について私の見解です。

こんにちは

ペアレントトレーナーのイチハシです

私は自閉症の息子に

ごほうびを目標にした課題を用意することがあります

いわゆる「トークンシステム」。

うちの場合はスタンダードに、簡単に

がんばったら１つシールをもらえて、

シールがたまったらごほうびゲット。

課題は

お手伝い、とか

その日は3時のおやつガマン（体重やばい時）　とか。

ちなみに

本人に提案してみてから内容を決めるし

内容を決めてからも

やるもやらないも息子の自由

毎日どうするかは本人の選択っていう形

で、ペアトレでも

「強化子」といって

ごほうびにお菓子、おもちゃもOK とご説明します。

強化子とは、行動を増やすための意欲を沸かせるもの。

「ほめる」という言葉がけだけでも強化子になるけど、

「物」も強化子として有効。

で、以前聞かれたのが

「ごほうび目的で頑張らせるっていいんですか？」

「ごほうびが無いと頑張らない子になっちゃいませんか？」

これは

NO

というのが私の考え。

考えてみてください

私たち大人は、何のために働くのか

というと・・・

わりと私たちも「物」目的もありませんかね

そりゃ、仕事の社会的意義、お客様の笑顔、とか諸々あるけども。

・趣味に思いっきり使いたい

・家を買うため

・週末のビールのため

・推しのため

などなど

そういう「物」を目標に頑張るのが

生きていく中で、普通じゃないでしょうか

子どもだって

小さなことでも

目標を達成したら、積み重ねてほしいものを得た

達成した喜び。

それは他の場面にも活きてくるとってもいい経験です

就職（就労）してからも、

お給料を稼ごうという目標を持つのは大事なこと。

そういえば

私の幼馴染で、すごい秀才のお友だちがいるんですけどね

彼女、小学生の頃から

誰に言われるでもなく自発的に

「このマンガ買ったんだけど、

この問題集ここまで解いたら読む、って決めてるんだ～」

って、自分でごほうび目標設定して

クリアして、って楽しんでました

（私ならすぐ読むわ・・・とポカーンとしてた笑）

そうそう、これ受験とかもそうですけど

道の長い、大きな目標ほど

「計画立てて、自分をやる気にする作戦を練って」っていう作業

絶対必要ですよね。

おうちの中のごほうびシステムはそんな練習になるし

達成したらたっぷりほめて

途中の「がんばる」を覚えてもらえたら、

ステキだと思います

ちなみにアメリカの学校ではADHDの子どもの教育に

じっとできないことを叱らずに

～分じっと着席して聞けたら1ポイント

ポイントがたまれば特典がもらえる

といったトークンが使われて

非常に有効であると聞いたことがあります。

人間はごほうびに向かってこそがんばれるのです

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