土曜日。友人の娘さんの結婚式に出席。ところは九州。博多までは新幹線で、それから在来線への乗り換えとなる。この在来線、直行するのは1時間に一本。地理というか、そういうことに明るくないから、この一本に乗り遅れたら、さらに乗り継ぎを重ねなければならない。私的には複雑なことだ。時刻をしっかり確かめた。

 ヒールのある靴は苦手だから、ぺったんこの靴を履いて出かけることに。ヒールのほうは持参というわけ。化粧もほとんどしないから、金曜日に十数年ぶりに口紅を買い、向こうについて、これを塗らなきゃ・・・。 博多駅では、ゆっくりと遅い朝食をとろう。
 そんなこんなで、余裕をもって、早々に家を出た。

 ところが。駅に着いたら、大変な人の数。チケットを買いに緑の窓口に行くと、信号機の不具合で、新幹線は登りも下りもストップ状態だという。こんな日に限って、なんてことだ。
 「私、結婚式に出るために午後1時までに○○まで行かなきゃいけなんです。運行のメドはついていますか?」
 すると・・・「博多からの在来線には影響はありません」。
 ?? そりゃあ、博多まで行ければ問題なしだが、問題は新幹線。瞬間移動が出来るわけでもなし。押すわけにもいかないしね。見込みのつかないことを聞いた私が悪いのか。
 「とりあえず、自由席にしときましょう。」それって全然解決になってない。

 停車している新幹線に乗り込みはした。ぎゅうぎゅう詰めの満杯状態だ。「再開いたしましたら、この列車が一番に発車します」。アナウンスはそう告げる。それからあとにこうも言う。「再開のメドはいまのところたっていません」。

 携帯電話からネットに接続し、乗り継ぎの在来線の時間をメモしていく。予定の列車はもうムリだけど、余裕を勘定していた分、まだ希望はあると。
 車中で待つ事1時間40分。いらいらしても仕方ないが、一応、友人に電話。「動いたら来てよ。二次会もあるしね」。
 
 もうなるようになれ、と思っていたら、予告もなく新幹線が動き出した。このまま行けばなんとかなりそう。胸をなでおろした。ところが、ある駅の通過時(ここがトラブルの箇所)いきなりスピードが落ちた。ヤバいなあ。
 博多発、11時32分の在来線が、時間内にたどり着く最後の列車。どうか、間に合いますように。
 おお~、なんとか着いたではないか。しかし、32分の列車に乗るには、博多駅内を全力で移動しなければならない。ホームを目指して走りに走った。なんとか発車間際に飛び乗った。席に着くと、肩が上下する。「在来線には影響ありません・・・」あれって逆じゃん。新幹線の遅れを考慮すれば、多少待ってくれてもよさそうなものなのに。
 一息ついて、靴を履き替える。それにしても、ぺったんこの靴を履いてきて正解だったな。ヒールの靴じゃ、今頃列車に乗れてはいないぞ。

 式の開始に滑り込むように会場にたどり着いた。
 口紅のことは忘れていた。十数年ぶりの機会ではあったけど。まあ、塗ったら塗ったらで、慣れない事で、くしゃみが止まらなくなるのだけれど。

 ちなみに昨日、今日、ふくらはぎと腰のあたりは筋肉痛。
 JRさん、こんなときのサービスに、湿布なんて用意してたら、喜ばれるもかもよ。