吉本隆明。
 「共同幻想論」はあまりに有名だ。
 ある世代にとって、彼は同士だった。またある世代にとって彼は「憧れ」の人だった。そして、また違う世代にとって、彼を憧れる世代こそが憧れの存在でもあった。

 吉本隆明は、水が「商品」として売り物となったとき、日本において水をカネで買うという行為にひとつ、時代の転換点を見いだした。

 そして・・・。
 あなたが亡くなったこと。
 そこに私たちはまた時代の転換点を見ざるを得ないのです。