今年も残るところ・・・なんて言えるのは、家事などきちんととりしきっている人だ。おせちの準備に買い物メモなど書いている人だ。きっと。
 昼前まで、パジャマを脱げない私など、「今年の残り」にも特に感化されない。威張って書くほどのことではないが。

 生きている実感、と言う。
 「実感」。それは多分に苦しい中にある。不思議だ。意識下でさえ、生きていることを楽しんでいるとき、あるいは、平穏に「とき」と付き合っているとき、生きていることはごく当たり前であり、流れに逆らうこともない。
 抗おうとするとき、俄に「実感」にぶちあたることがある。現実から逃げたい、と思うとき、生に衝突する。そこを原点にせよ、とある作家が書いていた。

 過去が単に、時間の集積に過ぎないなら、ときどきに蘇る過去は、どんな意味を持つというのだろうか?
 身に染みる、というのは、痛みをともなうものである。

 感慨なんぞない・・・なんて冒頭でうそぶきながら、その実・・・。過去になるすべての「とき」の一部として、意外と心の奥でしみじみとしているのだろう。
 ともはあれ、無事に過ごせた2012年。360度、ぐるりと感謝の気持ちをこめて、ありがとう。