イメージ 1

イメージ 2

 誕生日決戦という名の戦いは2勝2敗の引き分け。戦いって、殴り合いじゃなく、へぼでも将棋。負け続けだったから、初めの2勝には、小躍りした。矢櫓と次は向かい飛車で。
 3戦目は、棒銀に、向こうは菱囲い。ねばったけどダメ。4戦目、穴熊に全然手が出ず、早々とやられた。こんなふうに書くと、それなりに指しているように思われそう・・・。相手は息子ね。

 前なんか、将棋はしてたけど、定跡なんて全然しらないから、詰ませる筋にも気づかずに・・・駒を打ち合っていたんだろうな・・・と話しつつ。

 

 「新宿の殺し屋」と呼ばれた真剣師がいた。小池重明という。とんでもない悪環境で育ったけれど、覚えた将棋はこれもとんでもなく強くて、プロを志すものの、女の人に入れあげては、道場のお金を着服。ギャンブルにのめりこんでは人を騙し・・・。大酒を飲み。血を吐き。素行がたたってついにプロにはなれなかったが、プロとの対決では錚々たる棋士を次々に撃破。そういう伝説にふさわしく?短命で、享年は44歳。
 真剣師って、賭け将棋で食べている人のこと。

 以上は前置き・・。
 団鬼六・・・あの官能小説の(あの、と書いても読んだことはないのです)・・・がともかく将棋好きで、棋界のパトロンのようなこともしていたのだけど、重明はお金がなくなると、鬼六に小遣いをもらいにいく=真剣勝負。もちろん重明は駒落ち。


 で勝負の後で「いや。拾わせていただきました。序盤は、私のほうがよくなかったですから」。
 そんなことを言われて、つい「ほう。どこが悪かった?」と団が聞くと「並べた時に私のほうには飛車がなかったので」だって。
 
 それに対して、また団が「オレの敗着はどこにある?」
 すると・・・「先生が駒を動かしたことです」



 重明はまた別としても、棋士のエピソード、って実におもしろい。浮世離れしちゃってるから。




 昨日、息子にもらったプレゼント。写真にあるけど・・・どれでしょう。正解は駒台。奪った駒を置いておく台ね。駒の箱でやっていたけど、これで将棋盤らしくなった。盤は新カヤの4寸だけど、これでもへぼにはもったいないくらいだ。

 かっこはついたけど・・・
 誕生日に駒台もらうおかあさんって、ちょっといないだろうなあ・・・。