
それで「ひんやり感」を楽しもう・・・のどを乾かせて、ビールを飲む、と同様に。
「苺とチョコレート」
(セネル・パス 野谷文昭訳 集英社)
キューバの作家。原題は「狼と森と新しい人間」。映画化されて改題したのかな? 映画は見ていないけれど。
夏はラテン文学だ。ちょっと湿気が多いが・・・。花なら、ゼラニウムかベゴニアだ。涼やかな様子など不要。暑くて暑くて・・・燃えたつように。そして・・・淋しい。
さて。苺とチョコレート。
例によって、省エネでアマゾンから筋書きを借りれば
「ハバナの街の公園で知り合った二人の若者。祖国を愛する純朴な大学生ダビドと文化事業を手がける同性愛者(ゲイ)のディエゴ。価値観の違う二人がやがて心を通わせ、真の友情が芽生える」。
ディエゴが別れに際して、ダビドにこんなふうに尋ねる。
「私のこと好き? 私の友情はムダじゃなかった? あなたに対して偉そうにしなかった?」
こう問える友達を持っているとは、なんてすばらしいのだ。
私もそういう友達を持っていることに気づいて、謙虚でいようと自戒した。偉そうにしてはいないか・・・ってね。
団結できない人。たとえばディエゴのように。そこには、特異な(と言っていいのだろうか)魅力がある。知性もあれば、さらに。
ソローが言ってたんだって。
「足なみのあわぬ人をとがめるな。かれは、あなたの聞いているのとは別の、もっと見事な太鼓に足なみをあわせているのかも知れない」って。
さ、クーラーだ。