治療開始7日目は経過観察をする日で、治療効果のほどを調べるそうです。
スマイル氏いわく「効いているようなので、このままやります。あ、と言ってもサイズが変わったりとかはまだないんだけど」とのこと。放射線の感受性が良いとのことでした。このままやりますということは、結果次第で何か変わることがあるのかなと思いましたが、面倒な患者だと思われたら困るのでそのまま聞き流しました。
それよりも診察は気になる体調の質問タイムです。昨日から下〇が来て肋骨辺りが痛むことを伝えると、「肋骨辺りは原因が特定しにくいんだよね。前回のCTで見たところ問題はなさそうだから、今後ひどくなるようだったら診るから教えてください」と言われた。スマイル氏は7日目に下〇が出てるのは早いなぁとつぶやきながら、ひどい時のために薬を出しとくねと。
帰宅後にスマイル氏から処方箋がでていないことに気づいた。あれ?そういえば薬出してくれるって言ってたのに。夜眠れないくらいきついんだけどな・・・明日は診察ないけど、通院はするので受付に事情を説明して言づけてもらうことにしました。
リニアックはびっくりするくらい短い時間で終わるので、事前に説明を受けているにもかかわらず副作用のきつさが想像できていませんでした。施術は5分くらい。それで効果があるのだから、どれだけきついかっていう話ですよね。
ちなみに、同時化学療法の抗がん剤は「放射線の効果を高める」目的だと聞いたので、もともと感受性が高い人だと過剰になって体に大きな爪痕を残すのかもしれません。素人の浅知恵でなんの根拠もない私見ですが。
医療関係者の知人からは、発表すべき症例だと思うと言われましたが、データーが多い例じゃないでしょうし、むしろ今の医療業界からすると都合が悪い例なのかもしれません。
主治医がごり押しせずにあっさり受け入れてくれたことは、本当に良かったと思います。2002年の最高裁の判断で癌の告知義務が認められたおかげで、医者側の都合で過分な治療を余儀なくされることは減っているはずですが、それでも治療の目的と効果やリスクを知って、患者自身が治療方針を選択できる環境はまだまだ不足しているように感じています。
こういう話をすると、抗がん剤を全否定している印象を与える恐れがあるので避けていたのですが、抗がん剤は標準治療として認められているし、罹患部位・ステージ・細胞型によっては根治可能な方法だと思っています。
個人的に副作用の大きさと入院回避のために、自分で占った結果で「やる必要なし」と判断しただけなのですが、スマイル氏は「思想」が原因だと思っていたみたいです。
まる氏がカルテに「本人の強い希望により」なんて書いたからでしょう。やらないとはっきりと伝えはしましたが、「通院可能ならやる」ともいったんですけど。詭弁に思われていたのかもしれません。