秋。 中学生最後のこの季節が、あたしを180度変えた。
中学3年生。女子校に通ってるため出会いが笑えるほどまったく無いあたし、アヤ。
背は高いほうで、髪は黒のセミロング。(校則厳しいから染めたくても染められない~泣)
いつものように親友のナナと話していた。
「ね~ね~・・・文化祭一緒に行かない?!男子校の!」
ナナは悩みや色んなことを、何でも話せる人。
そういえば何故か今まで恋のことだけは、これっぽっちも話してなかったなぁ。。
「え・・・文化祭行って彼氏つくるってこと!?」
「うん♪そーだよ!そうゆうことしなきゃ、ウチらいつまでたっても彼氏できないじゃん。。!?
お願いっ!こんなことお願いできるのアヤしかいないよぉ~」
最近「彼氏」というものが欲しいと、ナナも思ってたんだね
・・・そりゃそうだ。 あたしらピッチ②の中学生だもんね--!笑
「うん・・・!いいよ!」
あっさり答えたアヤ。
「ホント!?嬉しい~ありがとう!」
この子、嬉しい時は本当に凄く嬉しそうな顔するなぁ・・・♪
ナナのそうゆう子供っぽいところも、全~部、大好きだ。
そんなこんなで、あたし達は男子校のS校の文化祭に行った。
初めてのなんちゃって制服♪そして初めてのナンパ待ち♪笑
ドキドキだった。
結局2人のタメとメアド交換して、もう文化祭が終わろうとしていたので帰ろうとした。
学校の校門に向かって歩いていた時・・・突然誰かがあたしに言ってきた。
「お~!CECILじゃん!CECILってどこにあるの?教えて~♪」
その日あたしはCECIL Mc BEE のショップ袋を持っていた。
突然言われたので何が何だか分からず、あたしとナナはぽかーんとしてしまっていた。
何故かと言うと、CECILのことをどうして言われたのかよく分からなかったし
顔を見ると・・・
サングラスをかけていて、しかもスーツで、ピアスをあけていて・・・
いかにも軽そうな男。
その人と会った瞬間、あたしの運命は変わった。
-----続く------