hidden desire  4 | 青いたんぽぽ

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ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←

 

 

 

「私は、春日涼子を調べる。相葉くんは菊池兄弟を調べてくれ。くれぐれも気を付けて」

 

 

菊池君の依頼を正式に受け、俺と櫻井は調査に入る

こういう依頼の仕事を受けたことがないわけではない

過去に一度、事件を櫻井が解決したことがあった

その時は、俺はまだここに入りたてで、ほぼ櫻井の隣に居ただけだったけど

逆切れした犯人に櫻井が襲われそうになったのを庇い、軽い傷を受けた

そんな俺のことを今でも心配している(表情に全く出さないけど)

 

「しょーちゃんこそ、ムリしないでよ」

「自分の身ぐらい、守れる」

 

俺にそう言われて、むっとしてるが、色白の細い身体で力だって弱い櫻井

頭がいいのか、性格なのか知らないけど、思ったこと言うから相手が切れる事が多く

何度、殴られそうになったか…

その度に俺が間に入って相手の気を逸らせてきた

まぁ、優しいとこもあるんだけど

 

「そんなこと言って…相手を怒らせちゃだめだよ。でももし、怒らせて殴られそうになったら、俺を呼んでね。すぐに助けに行くから」

 

俺が心配してそう言えば、櫻井は心底呆れたような顔して

 

「相葉くんは何かのヒーローか?」

「しょーちゃんのヒーローだよ」

 

櫻井はため息をつき

 

「不毛な会話だ」

 

そう言って、事務所を出て行った

 

出て行った櫻井を見送った俺は

 

 

「結構、本気なんだけどなぁ」

 

 

そう呟きながら、菊池兄弟を調べるためにスマホを取り出して菊池君へと繋げた