日曜日の午後 2 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←







別にオレとじゃなくても良くね?

って思うほど、会社帰りのおっさん達が真っ赤な顔をして飲んでいる居酒屋 

空いていた小上がりに行き、店内を見渡して


「ここなの?」


思わず心の声が漏れてしまうほど、どこにでもある誰でも入れるとこで

わざわざオレを連れて来たいと思うほどでもないだろう


「すみません。ここじゃないんですよ」


相葉くんはそう言いながら、ジャケットを脱いで綺麗に畳んでオレを座るように促す

オレも脱いで軽く畳んで脇に置いた


「とりあえず、ビールでいいですか?」

「うん」


相葉くんは、ビールと軽いツマミを何品か頼む


「しっかり食べたいですか?」

「うーん、いいや。次、行くんだろ?」

「そうですね。向こうの方が料理は美味いらしいですよ」

「リサーチ済みなの?」

「バレちゃいましたね」


相葉くんは悪びれた風もなく笑って、タイミングよく来たビールをオレに渡し、自分も手にする


「とりあえず、乾杯です」

「ああ」


にこにこ笑って言うから、まぁいいかってグラスを合わせた