もーそー。12 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←

 
 
可愛いしょーちゃんがかきたいです
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚
 
 
 
 
 
仕事、終ったよ( ≧∀≦)
 
お疲れ様です
 
しょーちゃんも終った?
 
うん
 
しょーちゃんもお疲れ様(*´∇`)ノ
 
 
 
一日の終わり。
そんなたわいもないメールのやりとり。
それが日課みたいになって。
 
「なんか、ホントに付き合ってるみたいだな」
 
スマホの画面を見つめ笑ってしまう。
 
まさかこんなことになるなんて、夢にも思わなくて。
初めからあんな格好ではなくて、ふつーの格好で出会ってたら間違いなく楽しい友人関係を作れたはず。
でも、もしかしたらどんな格好でもこんな感じになるんだろうか?
 
 
何考えてんての、オレ?
 
 
そんな考えを振り払うかのように、あたまをぶんぶん振った。
 
 
 
 
「なぁーんか、最近楽しそうですよね?櫻井さん」
 
会社の喫煙所で雅紀からのメールを開いてると、いつの間にか隣にいた後輩の風間にニヤニヤしながら聞かれた。
 
「え!何?お前、いつから居たの?」
「今ですけど?なんか、嬉しそうにスマホ見てる櫻井さんがいるなぁーって思って。あんまり可愛い笑顔だったんで、覗きにきましたw」
「なんだそれ」
 
オレは、風間に断ってポケットからタバコを取りだし火を点ける。
 
「風間は、吸わないだっけ?」
「はい」
「じゃ何?ホントにオレのこと見に来たの?w」
「だから、そうだって言ってるじゃないですか」
「お前までおかしくなったの?」
「どーいう意味ですか」
「いや、こっちの話」
 
オレは、笑って風間にスマホの画面を見せる。
そこにあるのは、雅紀があのときの子犬を抱っこしている写真。
 
「わぁー、カッコいい人と可愛い子犬!」
 
風間は、キラキラした顔で画面を覗きこむ。
 
オレは、両方に
 
「だろ?」
 
え?オレなんで、両方?
 
「あれ?」
 
自分の、だろ?、に戸惑ってるオレは無視して風間がもう一度画面を見る。
 
「何?」
「いや、この人、櫻井さんの知り合いなんですか?」
「え?なんで?」
 
「こいつ、俺の同級生ですよ」
 
「はぁ?!」
「櫻井さん、俺とニノ同級生じゃないですか」
「そーだっけ?」
「そーですよ、前そんな話しましたよ?」
「忘れた」
「ひどっw」
 
風間はけたけた笑って。
 
「で。なんで、相葉と知り合いなんです?」
 
そうだよな!そう、普通は思うよな!!
けど、その質問に答えるには……
 
「…ニノ繋がり?」
 
無難な答えをひっぱり出すしかねぇだろ。。
 
風間は一瞬オレの答えに間があったことを不思議に思いながらも、納得してくれた。
いい後輩だよ、お前。
 
「へぇ、こいつ、犬飼ってるんですか?」
「え?」
「だって、犬抱っこしてんじゃないですか?」
「ああ。でも、ま…相葉くんは、飼って無いよ。こいつの働いてるペットショップにいる犬だよ」
「へぇ、相葉、ペットショップにいたんだ」
「うん」
「櫻井さん、飼うんですか?」
「なんで?」
「だって、飼いたいから、犬の写真送ってもらったんでしょ?」
 
ああ、そういうことになるよな、普通。
 
「いや、オレの部屋、ペット禁止」
「じゃ、なんで送ってきたんです?」
 
ああ、墓穴だ!
 
「いっ…いや…その…あっそうだよ!!風間、飼わない?こいつ、すげー可愛いから飼う人捜してるって!!!」
「なんで、そんな必死に…」
「可愛いから?」
「なんで、疑問でかえすんですか?w」
「だよな…」
 
なんか、焦れば焦るほど、墓穴を掘りそうだ。あいつらが言ってた意味が分かるわ・・
オレ、分かりやすいのかも・・・
 
「この前、こいつにあったとき、すげーかわいかったから誰かいいやつんとこいけたらなぁって思ってさ。風間なら、大丈夫そうだし」
「なんですか、その年頃の娘を嫁にもらってくれみたいな」
「まっそんな感じw」
「面白いwでも、俺のとこダメなんで、ほかに飼いたいやつがいたら紹介しますよ、お父さんw」
「お父さんは止めろw」
 
風間は、笑いながら喫煙所を出て行った。
 
オレは残り少なくなったタバコを灰皿に押し付ける。
 
ああそうだ。
今日、帰りに雅紀のとこ寄って、可愛い娘に会ってこよう。
 
そう思って、雅紀に帰りに寄るってメールした。
 
 
 
 
 
 
 
つづくよ~
 
風間くんが良くわかってなかった。。すまんねぇ。。