この作品、どこかの小劇場で数年前に公演されたのを観たことがあってそれはあまり良くなかったんだけど、作品は凄く素敵だし新国だし楽しみにしていたんです

大地さん、益岡さんをはじめとするキャストの熱演も光ってすごく良かったんだけど、熱狂するほどの良さが伝わって来なかったんだよなぁ・・。何故。
お客さんの年齢層が高くて中盤から周りのご老人たちはすやすや眠っていたよ。つまらなかったのかなぁ。そんなことはなかったのに

大地真央さんのいじわるヘッダは面白くて、益岡徹さんもすごく素敵だった

山口馬木也さんてかっこいいなと思ってたんだけど、舞台で見たら大したことなくて少しガッカリ。
全体的に良かったんだけど、何かなぁ・・という微妙な言い方しか出来ない。ごめんなさい。何が原因で心に届かないんだろ(>_<)


原作が本当に素晴らしい本作。いつもなら小説を一冊読むのに一ヶ月近くかかってしまうのにこの『悪人』は長編にも係わらず二日で読み終えた。そのくらい引き込まれる!
先日モントリオール世界映画祭で深津絵里さんが最優秀主演女優賞を受賞したこともあり、更に話題性が増しているようですね。
映画を観終えた感想は、意外にも何も感じなかったんです。原作ほどの衝撃や感動もないし、思っていたより観ていて感情が高ぶらなかったし。隣のカップルの言葉を借りれば『もっと盛り上がりがあるのかと思った。どんでん返しがあるのかと思った。』ということなのかな。
でも確実に心にしこりを残す作品なんです。観終えた直後には感じなかった何かを少し時間が経つと感じ始めるんです。感動というか動揺というか。原作を読み終えた時にも感じたあのやるせないやり切れない気持ちをこの映画でも感じることが出来ました。そう考えるとすごくよく出来た映画なのかも知れないですね。
妻夫木聡さんの演技を悪く言う人が多いですけど、彼決して悪くないですよ。いつも通り深津絵里さんも素晴らしいですし。そして樹木希林さん、柄本明さんには泣かされます。

