それは中学2年時の男性の担任。
小柄な理科の先生で、あまりきれいとは
いえない(笑)白衣をいつも着ていました。
先生は当時20代後半。
実は。
大きなかすみ草の花束を持って奥さんにプロポーズしたという、ロマンチックな話の持主。
1年の時は厳しくて嫌だなぁと思っていたので
絶対に担任になってほしくない先生No.1でした。
いざ担任となると
もちろん厳しさもありますが、顔が
クシャクシャになるくらい笑っている先生。
2年になって間もない頃
家の前に生まれたての鳥のヒナが
落ちていました。
(私の実家はかなりの田舎

家には私一人。玄関先に落ちていた
こともあり、どうして良いか分からず
先生に電話をしてしまったのです

しばらくして先生が来てくれたうえ
持ち帰って様子を見てくれました。
大人からしたら些細なことでも
困っていたとき助けてくれた先生。
それを機に私は先生へ信頼を寄せ、
3年生でも担任になってほしいと思うくらいの心境の変化。
その先生がいつも言っていた言葉。
「当たり前のことを当たり前にできる
人間になれ。」
当時思春期の私たちに
この言葉を素直に受け入れられるわけがありません(笑)
でも大人になって、この言葉の意味が分かってきたような気がします。
気がつけば
自分の子供たちにこの言葉を発するように
なっていました。
数年前の同窓会で久しぶりに再会。
先生こんなに小さかったの・・・?
と驚き(笑)
当時の先生の年齢や身長を追い越しての再会は何だか不思議なものです。
でも歳を重ねても、先生の前では当時の中学生に戻ってしまいますね。
いま子育てをしていると
自分たちの頃との違いは色々感じます。
様々な環境が変わり、情報に溢れた今。
恵まれていることもたくさんあります。
ありがたいことです。
でもその一方で、人との関わりが希薄に
なってきているのでは?と、心配な部分もあります。
人と人のつながり
人を思う気持ちというのは
いつの時代になっても
変わらないでほしいと願います。
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