「106歳を越えて、いま私が伝えたいこと」
サブタイトル:今からでも遅くない―禍を試練と受け止めて
の著書をご案内いたします。
曻地三郎(しょうち・さぶろう)著、こう書房、
2016年8月発行。
その本の奥付より・・・
曻地三郎(しょうち・さぶろう 旧姓:山本)
福岡大名誉教授、健長寿マスター。
明治39年(1906年)8月16日北海道生まれ。広島師範、高等師範を卒業。広島文理大学で心理学を学び、旧制文学博士号取得。また九州大学では精神医学を学び、旧制の医学博士号を取得。昭和28年(1954年)48歳の時に日本初の重複障害者施設「しいのみ学園」創設。創立当様子をい記した「しいのみ学園」は当時120万部を超えるベストセラーになり、映画でも大ヒットとなる。
現在は、これまでの教育者としての成果を発展させた『手作りおもちゃ親子愛情教室メソッド』をもとに幼児教育・家庭教育の大切さを説いて、手作りおもちゃの講演・ワークショップを開催している。同時に自身が実践してきた、脳と体がともに健康で長生きするための習慣を『十大習慣健康法』にまとめ、講演活動を行っている。その活動範囲は、日本国内にとどまらず、99歳から105歳までに6回の世界一周講演旅行を行うなど、世界各地で精力的に活動し、好評を博している。
またその「脳の若さ」は、各研究機関から注目され様々な研究に協力しており、メディアで、も取り上げられている。・・・[以上奥付より]
あとがきより・・・
(前略)
私がお伝えしたいのは、どんな状況でも、
どれだけ歳をとっていようが、
いつでも「今からでも遅くない」ということを。
(中略)
そして「人生に余りはない」のです。
せっかく与えられた命を精一杯に生きる。
どん状況でも、一歩を踏み出す勇気を持って欲しい
それには、皆さん一人ひとりが自分自身に挑むしか方法はありません。
あなたにしかできないとなのです。
(後略)
・・・[ 以上、あとがきより一部抜粋]
著者のお二人の息子さん二人と脳性小児麻痺。著者80歳、奥様71歳の時、奥様1987年にパーキンソン病を患う。その時ご長男逝去し、ご次男と奥様の世話をされた。然し息子さんお二人世話を長く続けてきたの、それほどつらいと思わなかったそうです。長年苦労をかけてきた奥様に、その恩返しする気持ちもあったそうです。
延べ60年間、お二人の息子さんと奥様をお世話されました。
その奥様の世話をされた時も、
「『人生に楽しみを持っていなければいけないんだ。』ということを学びました。」
「どん境遇においても『人生の楽しみをみつける力』が必要なのです。」とのこと。
以上ご紹介の著者、曻地三郎氏は、
昨年2013年11月に107歳で永眠されました。
ご冥福お祈り申し上げます。
合掌
流
http://www.geocities.jp/sakai8e/