只今「武者小路実篤移動展」を開催中です。
東京都調布市に、武者小路実篤記念館があります。
(京王線仙川駅下車徒歩10分、入場料200円)
実篤が晩年を暮らした地に、氏の作品が展示してあります。
武者小路実篤記念館移動展「懐かしの実篤グッズ」展を
調布市文化会館たづくりで11月10日(日)迄開催中です。
場所:京王線調布駅下車徒歩3分
調布市文化会館たづくり一階展示室
こちらは入場無料
その展示作品にもある実篤の書画作品より
<画賛> <画>
↓ ↓
日々生長 (鳥)
天味無限 (柿と葡萄)
日々是好日 (果物と野菜)
一天晴朗 (富士山)
共に咲く喜び (花瓶にさした花の)
昭和30~40年代、実篤の書画複製品は
国内各家庭に浸透していきました。
風呂敷、湯飲み、土瓶、皿、暖簾、手拭い、
色紙、しおり、扇子、団扇、蝋燭立て、箱、
マッチ箱、絵葉書、食器盆、カレンダー、
テーブルセンター、包装紙、看板等。
70才から90才まで暮らした、彼が理想とした
池もある土地と家で、 家族と暮らし最後まで
活動し近所の人や友人と交流しました。
実篤の残した書画の描かれた生活グッズの
一つ一つは、いつかどこかで見たことあるような
とても身近であり、 昭和を彩った、
味わいある書画とグッズです。
実篤が40才過ぎて初めて描いた画と
それに寄り添うような画賛が実にいいです。
画の上手い画家は沢山います。
文や詩の優れた作家や詩人、書家もいます。
画と書の選択、描き方、配置、改行、野菜等の
対象と全体のバランスがいい作家は実篤では
ないかと思ます。
実篤の 作品身近に 接すると
昭和の暮らし 懐かしく浮かぶ