「不適切な対応」は、なぜ繰り返されるのか?

今回の高校野球部の件に限らず、虐待やいじめ、パワハラといった問題の根底には、

閉鎖的な「環境」が大きく影響していると考えられます。

外部の目が届きにくい「内輪」だけの空間では、不適切な行為がエスカレートしても、誰も声を上げられない恐怖から表面化しにくい。




介護や保育といった対人支援の現場で働いていると、そのことが特に強く感じられます。

心身ともに余裕がない時でも、周りの同僚が適切な対応をしていれば、自分もそれに倣おうとします。

逆に、不適切な対応が横行していると、「これくらいは許される」と甘えが生じ、連鎖的に問題が広がってしまうこともあります。

最近、保育園で防犯カメラが設置されるケースが増えていますが、これはとても重要なことです。

「誰かに見られている」という意識が、自分自身を律するストッパーになり、不適切な行動を防ぐ効果が期待できます。

「見守る」ことの重要性
「カップラーメンを食べたこと」が、今回の事件の引き金になったと言われています(真相は分かりませんが…)。

しかし、本当に問題なのは、「カップラーメンを食べる時では無いときに食べてしまった」ことではなく、それを解決しようとする時に、「暴力や脅し」のような不適切な対応で解決しようとする環境があったことでは無いでしょうか。

一度不適切な環境下で育ってしてしまうと、その価値観が「当たり前」になってしまい、社会に出てからも同じような問題を繰り返してしまう可能性があります。

高校野球名門校のような一般的には「社会から評価される」立場なら尚のことその環境下は必要悪だったとさえ思われ兼ねません。

だからこそ、特定の誰かを責めるだけでなく、みんなで「健全な環境」をつくる努力が大切なのだと感じます。

保護者や外部の人間も含め自由に意見を言える雰囲気、
「おかしい」と感じたら遠慮なく声を上げられる仕組み。

そうしたオープンな環境こそが、不適切な行為を防ぎ、健全な成長を促す一番の解決策になるのではないでしょうか。