『七月大歌舞伎』、初日おめでとうございます❗
初日に行ってまいりました!
もちろん!「昼の部」です。
『星合世十三團(ほしあわせじゅうさんだん ) 成田千本桜』
團十郎さんは圧巻の十三役の早替わりです。
キツネに化かされたような、マジックを見ているような感覚になりました。
現在、演劇界で十三役の早替わりをできるのは、團十郎さんしかいないのではないでしょうか。
衣裳や鬘(かつら)、メイクもさることながら、声音や体使いも涼しげに変えていますが、
早替わりは超難しいです!
これは一度、服だけでも、早着替えをやってみると、わかります。
動いて汗ばんでいますからね、服の離脱も大変です。
男性⇔女性に変わるのも難しいです。
試しに、カラオケで男女のデュエット曲を一人で歌うと、なんとなくわかります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240701/20/080-5023-4239chan/bd/62/j/o1080052515458236675.jpg?caw=800)
さて、今回は源平合戦の世界です。
古典歌舞伎の名作『義経千本桜』を、「昼の部」の時間だけに凝縮して作られたものです。
場面展開が早いし、立ち回りや宙乗り、早替わりなど見せ所がいっぱいなので、
時間は長く感じられませんでした。
ただ、團十郎さんのお役は殺されたり、自殺したりと、臨終の場面が多く、、、
まいまい、途中で具合が悪くなってしまいました![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
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特に、満身創痍の知盛(とももり)が碇(いかり)とともに海に沈んでしまうシーンでは涙があふれ…
ちょっと物語に入りこみすぎました![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
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しかし、物語と言えど、團十郎さんの臨終シーンを見るのはイヤなものです![ネガティブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/625.png)
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あと2回、観劇なので、対策を立てねば。。
昔の死生感は、潔く命を散らすことを愛でているような…
自分の命に意味を持たせる死。
誰かのために、信念のために、義理や忠義のために、自らの命を差し出す姿に友人消防士の言葉を思い出しました。
「無駄死にはイヤだ、死ぬなら市民を守って死にたい!」
命とは手段なのか。
ひとつしかない命を何に使うのか、何のために使うのか。
桜のように散りゆく人々の壮絶な生きざまが『義経千本桜』の醍醐味なのだと思いました。