瞬時に呼び起こされた ” 感情 ”

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実家に用事があって寄ったついでに

自分が通っていた幼稚園にふと

立ち寄ってみました。

園庭の遊具など、もうすっかり姿は違えど

40年以上も変わらずに経営が続いており、

こうやって思い立った時に

立ち寄れる場所があるのは

とても嬉しい事だな～と思います。

その幼稚園の横に、大きな公園があるんです。

※通称、サル山公園…笑

コンクリートで出来た遊具

この上を駆け回って、遊ぶんですが

子供の頃は楽しくて楽しく

何時間でもソレをやり続ける事が出来ました。

でね、コレを見ていたら

『』

一瞬にして、

昔の記憶？というか、感情が蘇ったんです。

この遊具、大人の身長からしても

かなりの高さがあります。

5～6歳の子供がこの上を

手を離して、ヒョイヒョイと駆け回るには

ちょっと勇気がいる高さ

幼稚園生の時の私は

その高さに対して恐怖のあまり

四つん這いになって、滑り落ちない様に

慎重に慎重に、この上を歩く

それをするだけで、精一杯でした。

でも…私の兄は

その遊具の上をスイスイと両手を離して

渡り切ってしまう

私にとって、その姿はもう

ただただ、ヒーローでしかなかった

羨望の眼差しと

格好良さと、羨ましさと、憧れ。

いつか自分も、両手を離して渡り切りたい！

幼心にずっとソレを抱いていました。

何十年ぶりかにこの上に登ってみたら

いい歳して登ったんか～い！笑

私が初めて両手を離してココを渡った時の

記憶と感情が

肚の中から ぶわぁ～っと

湧き上がってきたんです

昔の記憶をほとんど覚えていない私ですが

この日の事は一瞬にして思い出しました！

・

・

・

それは、運動会の日のことでした。

運動会が終わって、母親たちは

井戸端会議に花を咲かせていたんです。

私と幼馴染は、その公園で一緒に遊んでいました。

いつもなら、四つん這いになって渡るソレ。

でも、その日は

『 何だか手を離して渡れる気がする… 』

という、根拠のない自信と

『 両手を離して渡ってみたい！ 』

という、恐怖心よりもワクワクが勝る感情が

そして、ガクガクと震える足を視界に移しながら

そぉ～っと手を離してみた。

そのまま、一歩、二歩…と足を前に進め

ゆっくり、ゆっくり、少しずつ

夢中で歩いた

気が付いた頃には、

手を離して

全部を渡り切っていたんです

その時の嬉しさと言ったら…

何か知らんけど、出来ちゃった～♪

私、やれば出来るじゃん♪

凄くない♪楽しい♪嬉しい♪

勿論すぐに、母親を呼びに行って

もう一回やるから

見ていて欲しい！って言いましたょね笑

今、出来ていない未来の成功

未来の自分、まだまだコレから…

と、いつも、先のことばかりに

想いを馳せて、自分にダメ出ししていませんか？

そんな時、すこし思い出してみて下さい。

いつだって私達は

今まで歩んできた道のりの中に、

かけがえのない、沢山の宝物を持ち得ている。

それは、

誰とも比べる必要のない、小さなもの。

貴方だけの、成功体験。

ソレらを拾い集めて

一個ずつ自分に『 OK (マル） 』を出していく。

何が出来ても出来なくても

今のままの自分で在ること、ただそれだけ。

そんな事から、自分を優しく慈しむ

日常の中で少し

そんな時間をとってみませんか？

本日も皆さんの心が  

穏やかな一日となります様に