草野球の日は、顔をあわせた程度。後日、打ち上げの席での出来事。
私はそのときは、彼の顔をはっきりと覚えていなくて、向こうから声をかけられた。
「楽しんでる?」その日体調が悪かったわたしは、彼との会話を適当に切り上げ、打ち上げ会場を後にした。
タクシーに乗り込もうとしたとき、「これオレの電話番号」ってわたされた。
その当時、携帯電話を持ってる人はまだ少ない時代だったから、びっくりしたことを胃までも思い出す。