本業パートの話





前回の話にも繋がるのだけれど

それほど重要度が高くない者は
正面入口を向いて最前列に座らされる
(教室で黒板に向かっている感じ)


社員やそれに準じる仕事を任されている人は
給食で班を作るような並びで
その背後に配置


下の者に入口の来客対応をさせておき
後方から監視する意味合いもある


とはいえ
固定席があるのはまだいい方で
毎回動向を伺いながら席を探す人もいる
扶養内の短時間勤務者だ


何故か隣席の同僚はそれを免除されていた
と、いうより
固定席にして被害範囲の拡大を抑えていた
毎日耐える隣はたまったものでは無い


例えは悪いが、
僻地の最終処分場や原発がある自治体へは
国から補助が出るというのに
席を固定され数年に渡り同僚の騒音悪臭被害を食い止めた私には
別に何も恩恵がある訳でもなく
ただの耐え損


これぞまさに五黄同会
星の元に生まれ落ちている私




常に皆に背中を向け座っているため
他部署からも孤立して見えていたようで
営業からも腫れ物に触るような扱いだった
最前列の私や同僚を避けて頼み事をしてくる
まあ、余計な事を話しかけられずに済んで
幸いと言えば幸いだったが…



まあ、こういう席に座ると
入ってくる情報量が圧倒的に少ない
社内の動向に乗り遅れ気味になる
皆さんせいぜい頑張ってねという気持ちで
どこか他人事のようなスタンスでいる
お陰様で、部外者アウトサイダー癖が抜けない




今思うのは
私もまた厄介者として
あの席に配置されていたであろう現実
私に面倒を見させておけという思惑



今後は席を巡回する同僚が
散らかして回る事で
少しでも私の苦労を知ればいいと思っている



ここ1ヶ月は
二方向から攻められ
本当に耳がおかしくなりそうだった

右側は語尾伸ばしの派遣さん
とうとう聞き飽きて
伸ばさない語尾は無いのか探し始めたが
今の所ほぼ見当たらない

左からは同僚の台本朗読応対
想定外の場面に遭遇すると
ちょっと…ちょっと…、と連呼
電話応対ではせめて「少々」だろーが


語尾伸ばし派遣さんとは
これでも良い関係を築きつつあるので
右耳は辛いがこのまま温存させたい