鳴り止まないケータイ。
確かにメールなら返せるって言ったけど。
ラーメンだから待ち時間なかったし、伸びちゃう‥
そんな事思う間もバイブは鳴り止まない。
あたしは留守番サービスに入ってないから、99秒コールが鳴り続ける。
結局、ラーメンを食べ始めて、店を出るまで、ケータイは鳴りっぱなしだった。
昨日の出来事。
『職場の人と帰りご飯食べて帰るね』
そう伝えてあった。
その後の返事はいたって普通だった。
やっぱり、何の感情も抱かないか‥当たり前か。
少し拍子抜けしながら仕事を終えた。
店出てすぐ着信。
『一応聞くけど男?』
『うん、男の人。』
『あ、そう。』
その会話の後に起こった出来事。
結局ラーメン屋になんて20分いたか分からないまま、電話に出た。
冷静に話さなきゃ。
そう思う心とは裏腹に、相手の高ぶった言動に自分を見失う。
『知り合いの店だとか、

さんの彼女の店だとか、幼なじみが働いてるとか関係ない!!あたしの中ではただの女だよ?ほんとは店に行くのもプライベートで遊びに行かれるのも嫌だったよ!!』
『だったら言えよ!!』
って言われたけど、納得できなかった。
あたしは相手の行動狭める事したくなかったから。
でも、あたしが求めてる形を相手も求めてるわけはないもんね。
職場の集まりだとか、サークル的なものも、大嫌いだって。
その集まりで昔婚約者とられたからって。
知ってたよ。
でもあたしはそんな気さらさらなかったから、あえて報告したのに。
好きの感情がこんなにも何もかもを縛るなんて。
だけど、あたしは向こうが納得のいく答えを出した。
縛られる事で依存してる自分に気づく。
そして相手も結局はあたしがいなくなるなんて有り得ないんだ、と確認する。
あたしがこんなにもあなたに依存してるんだから、あなたも今より
もっともっと依存してほしいと思った。
病んでるかもしれない。
でもいい、元々病んでたんだから。
嫌いになるか、冷めるかしなきゃきっとあたしは離れられないし、離れるつもりもない。
いつからこんな恋愛するようになったんだろう。
思えば、半数はあたしと別れる間際に不安定になってた。
病まない人間なんていないよ。
それだけ好きって事なんじゃないの?
今はただ、このままでいい。
