2013年10月18日


不妊治療のクリニックで癌宣告を受けてからちょうど1週間、旦那さんと広尾にあるウィメンズクリニック南麻布に向かっていた。


午後の受付は3時からなので2時45分にはクリニックに着くようにしたが、すでに沢山の人が待っていた


受付を済ませるとみんな外出しますと受付に伝え外出して行く。


受付に行き
「外出しても良いんですか?」
と聞くと

「はい。18時にはお戻り下さい。」

と言われる。


早くても18時までは呼ばれないという事か


人気の病院だから仕方ないか


旦那さんを待たせているのも申し訳無いので、外出ひてカフェに行ったコーヒー


待っている間ずっと頭の中をぐるぐる
あの痛い細胞診をこれからまたやるのでは無いかという恐怖が襲ってきた


不妊治療クリニックから渡された紹介状の中に細胞のプレパラートが入っていたので、もしかしたらそれを診て細胞診をやらないんじゃないかと淡い期待をした。



18時になりクリニックに戻ったが、呼ばれたのは19時半頃だった


診察室は3つあり、そのうちの一部屋に呼ばれたがDr.は1人なので中でもだいぶ待った。



しばらく待っていると清水先生が来た‼️

痩せていて50代くらいの眼鏡だけど目付きの鋭い男のDr.だ。


これが噂の神の手なのかひらめき電球

緊張してきた。



すると清水先生が紹介状を読み、プレパラートを取り出して顕微鏡で観ている‼️


Dr.「私はね、病理診断も出来るんですよ。」


と言いながら顕微鏡を覗き込む。



私は心の中で

「これは癌では無いね。」と言って下さい
と祈った。



Dr.「間違いないね、これは癌ですよ。」


ガーン……


淡い期待は一瞬で打ち砕かれた。





そして

Dr.「よし、細胞診だ❗️」



診察台に上がるよう言われる。



あぁ、やっぱりやるんだ




あまりの恐怖に、以前に2度倒れた事を看護師さんに伝える。


看護師さん「大丈夫‼️先生上手いから


年があまり変わらないくらいの看護師さんが笑顔で言ってくれる。




診察台に上がるとカーテンが無く、先生の顔が足の間にあった



カチャカチャと音がしクスコで広げていく。



そして長細い器具を入れる。


カーテンが無いので何をしてるか全て見える




シュポシュポシュポと聞いた事が無い音がする。

痛みはほとんど無し。


Dr.「はい、終わり❗️」


私「ええ⁉️終わったんですか⁉️痛くありません


Dr.「そうでしょ⁉️だから組織診もやっちゃおう‼️」



看護師さん「組織診もですか⁉️」



組織診…
これこそ私が今まで調べてきた中で最高の恐怖でした。

細胞診は一部の内膜を摂る検査ですが、組織診は何ヶ所からも内膜を採って診る検査です。

下腹部を引きちぎられるような激痛と書いている人もいました。



Dr.「今後は一切、四つ足の肉は食べちゃダメよ。」


私「肉食べたらいけないんですか?」


Dr.「うん❗️子宮残したいなら絶対食べないで。」


そんな会話をしてる間、Dr.は細い棒を動かして内膜を採っているようでした。
チクチクとした痛みがありましたが、今まで経験した細胞診に比べると全然マシでした

Dr.「はい、おしまい‼️」


さすが神の手
こんなにもDr.の腕によって違うのかとびっくりしました‼️


私「痛くないです‼️ありがとうございます‼️」


心から感謝しました


そして診察台を降りてDr.と話をしました。


Dr.「子宮を残したいなら、まずMRIで子宮の筋層に癌が浸潤してないか診ないといけないからね。私の知り合いのMRIの診断が日本一の先生がいるから今から電話して最短の日を抑えるよ、いつでも良いね?」


お願いしますと伝えるとDr.が電話を掛けている。


「3日後の21日に予約取れたから、ここでMRI撮ってきてよ。至急でお願いしてるから2、3日したらまた検査結果を取りに行って、その足でまたここに結果持って来てね。結果は開けちゃいけないって書かれてるけど、自分で開けて中に書いてあること読んでから来てよ。」

と言われる。


変わった先生だなと少し驚


MRIの病院は八重洲クリニックという病院で東京駅のすぐ近く

3日後に行く事になった❗️