2013年10月11日


ポリープの病理検査の結果を聞きにクリニックへ。


旦那さんも調度、仕事の休みの日だったのですが先週も丸1日付き合わせてしまったので、恐らくすぐ終わると思い自分で運転して来ました。



まず診察をし、エコーで子宮内の様子を診る。


Dr.「少し血だまりになってるけど問題は無いですね。」


消毒のみして終わり。


台から降りてDr.の椅子の前の席に行き話を聞く。


Dr.「まだ病理検査の結果が来てないんで、申し訳ないけどまた来週来てもらえますか?」



「分かりました


やっぱり今日はすぐに終わったな



いつもとても混んでいるクリニックなので会計までだいぶ待ちます。

あとは会計待ちをして帰るだけでした。


通っている方の中には50代くらいに見える方も来ています。

みんな苦労してるんだなぁ、不妊の人は本当に多いんだな…



そんな時会計では無く、また看護師さんにまた呼ばれました。


あれ⁉️何でまた呼ばれてるんだろう⁉️はてなマーク



「はい❗️」


と返事をすると看護師さんが駆け寄って来ました。


看護師さん「今日はご家族と来てますか?旦那さんは?」


私「いえ、1人です。」


看護師さん「たった今、病理検査の結果が来たので、先生の所にもう一度来てもらっても良いですか?」



「はい……」



家族と来てますか?って…


これって嫌な事を伝える場合のやつじゃないの⁉️⁉️


嫌な予感が頭をよぎりました。



診察室に入ると、いつもはDr.と看護師さんが1人横に立っているだけなのに
その時はDr.の周りに6人くらいの看護師さんが立っていました。


あぁやっぱり、悪い事言われるんだ


Dr.の机の上に紙が1枚乗っている。


{12C6C55D-F698-4663-B7CD-6C15CA8C855D:01}




Dr.「とてもショッキングなんだけど、ポリープの結果が癌だったんです。今から急いで紹介状を書くから専門の病院で診て貰って下さい。今ならまだ子宮を残せる可能性があるかもしれない。」


子宮内膜増殖症と言われてから子宮体癌の事は沢山調べていた。



G2って……

子宮摘出のレベルの癌のやつだ……


まさかそれが自分の身に現実に起こるなんて…



子宮摘出⁉️⁉️イヤだ‼️絶対にイヤだ…
赤ちゃんが産めなくなるなんて絶対に嫌だ…




頭を鈍器で殴られたような感覚


真っ白になって冷や汗が出てくる



看護師さんみんながこっちを見ているのが分かり、必死に歯を食いしばり涙が出ないように我慢していた。


Dr.「紹介状はどこにしますか?」


私「神奈川県立高校がんセンターでお願いします。」


思考回路が回らずとりあえずそう答えて診察室を出た。



途端に涙がこみ上げて来る。


人が居ない1番端の椅子に小走りでいき座った。



涙がボロボロ落ちてくる。




昔からの悪い癖でいつも女子らしくハンカチとティッシュは持っていなかった…


洋服の袖で涙を拭く。



そこに通っている周りの人全てが私より子供を産める可能性があるんだろうなと思った。

さっきの50代くらいの方も羨ましく見えた。



私はもうこのクリニックに通うことすら許されないんだ……



会計を済ませて急いで駐車場に行き、車に乗り込んだ。
そこで初めて

うわぁぁぁー‼️と声を出して泣いた。



何分経っても涙が止まらない。



家まで片道1時間、運転出来る自信が無かった。



母に連絡し、20分で着く実家にとりあえず行くことにした。


帰るまでの間、何度も母から
落ち着いて運転してね、休み休みで良いから必ず家まで来なさいよとLINEが来ていた。


運転途中も涙で前が見えなかった。
かろうじて信号の色が分かるくらいだった。



やっとの事で実家に着いた。


母の顔を見るとまた涙が止まらなかった。

母が差し出したタオルがすぐにびしょびしょになった。


母はとても落ち着いていた。

「大丈夫、まだ決まった訳じゃないし、もしそうだったとしても必ず治す方法を見つけよう‼️」


前向きに励まし続けてくれた。


そして旦那さんが電車とバスを乗り継いで実家まで迎えに来てくれた。


旦那さんは私の頭を撫でて
「大丈夫だよ。」
と一言言った。


本当に旦那さんに申し訳無くてまた涙が出てきた。


旦那さんが運転してくれ家に帰ったがずっとその日は涙が枯れる事は無かった。


今まで生きてきて1番泣いた日かもしれない