仕事とは・・・
ボトムアップが基本なのか?
トップダウンであるべきか?


昨今のハラスメント観点から「仕事場の流行り」では後者のほうが批判的に見られがち。

ただただ、「部下の出来の悪さは自分自身の甘さ」と気付きのない上司達は「ボトムアップとはこうあるべきだ~」とか「ボトムアップで進める」と推奨してしまいます。
まさに「ボトムアップでやれ!」というトップダウンですね。

それでもなんとか部下に嫌われないように、なんとか自身のスキルの無さを棚にあげつつオッサン連中の多くは脱線した指示を出してしまうのです。

若年層社員はそのような教育を受けていないうえに、プロセス重視の新入研修から始まっている場合が多いです。

挙げ句、若年層から何か提案しようものなら「ロジックは?」「ニーズはあるの?」と使い古しの成功例と照らし合わせて石橋を叩く。
これではボトムアップなど程遠いです。

ロジックとニーズが確実な提案なんてとっくに誰かが実行している「使い古し」でしょう。



そして若年層の皆さん。
何のために働くかというと・・・
単純明快、お金儲けして生きていくためです。
しかしながら時間の経過と給料は正比例しません。
如何にしてボトルネックな上司を利用し、自分のイメージに着地し「実績」という評価を得るかです。

無能な上司の下で働く若年層はそこを戦略的に考えて会社を自身の有益な存在へとスイッチする。それが組織で働くということのメリットです。

結びに。
「ボトムアップ」で仕事を進めたい上司は心地よい提案や自身が楽することを目的になさらないほうが良いですね。
だって、そのうち実力をつけた部下から「貴方の存在が推進力を低下させています」というボトムアップがあるかも知れませんよ。