みなさん、こんにちは。
今日は、2021年9月から第2・4土曜日の19時半から行っている
心理系大学院受験用勉強会について書いていこうと思います。
1月15日に開催した勉強会では、
2つのテーマについて論述の練習を行いました。
① 森田療法
② 交流分析
についてです。
詳しいキーワードなどは、
ここでは書きませんが、私が論述してみたものは下記の通りです。
(キーワードが見たい人は、是非とも勉強会に参加してね!!)
森田療法について400字程度で述べなさい。
森田療法は、森田正馬が考案した日本独自の心理療法であり、「身調べ」を発展させたものである。背景理論としては、よりよく生きたい、向上したいと強く願う生の欲望の強い人が神経症に陥りやすいと考え、何らかの心身の異常に気付いた時に、その症状にとらわれ、何とかその症状を抑えようとはからうことが、悪循環に陥るといった精神交互作用がある。対象は、上記のような精神交互作用が見られる森田神経質と呼ばれる神経症者であり、神経衰弱や恐怖症といったヒポコンドリー性基調を基盤としたものであるとされている。治療においては、最初の一週間は一切の活動が禁じられただ寝るだけの絶対臥褥期により、活動意欲を活性化し、次の一週間に1人で行う軽作業が許される軽作業期に移行する。その後、一週間から二週間を共同作業が許される重作業期、最後の段階として実生活に戻りながら社会復帰への準備を進める生活訓練期がある。現在は入院森田療法だけでなく、日記を用いながら行う通院森田療法も用いられることがある。(405字)
交流分析について400字程度で述べなさい。
交流分析は、アメリカの精神科医エリック・バーンが「人々の間で行なわれている交流を分析すること」を目的に開発した理論と、それに基づいた治療方法を指す。交流分析は精神分析から出発したものと考えられているが、人間性心理学や認知行動療法と共通する要素を多く含んでいる。交流分析では4つの分析方法があり、構造分析では人には誰でも親・大人・子どもの3つの自我状態があると仮定し、個人・状況によって優位になる自我状態が異なるとしている。これをわかりやすくグラフにしたものがデュセイが考案したエゴグラムであり、日本では東大式エゴグラム、TEGが用いられることが多い。2つ目のやりとり分析では2者間におけるやりとりがどの自我状態から出ているのかを分析する。3つ目のゲーム分析では、悪循環に陥った対人関係のパターンであるゲームを分析し、それを修正することを目的としている。4つ目の脚本分析では、親からの否定的メッセージに寄って形成され、脅迫的にしたがってしまう人生脚本を分析し、今ここで書き換える決断をし、新しい人生を生み出していくことが交流分析の最終的な目的とされている。(453字)
さて、今回は神経心理学領域の論述問題がメインでした。
心理系大学院を目指されている方がいたら、是非ともご参加下さい♪
心理系大学院受験勉強会
日時:2021年9月から 第2・4土曜日 19時30分から21時くらいまで
費用:各回参加 2,000円 年間参加 40,000円
場所:Google meetを使用してオンライン上で開催