ご無沙汰しております
暖かくなったかと思えば
また 寒くなって来ましたね
三寒四温
子供の頃 ばーちゃんが
「奈良のお水取りが終わってな
3日寒うて 4日暖かくなんの
繰り返したら 春が来るんやで~」と
申しておりましたですよ
さて 我が神戸では もう一つ
これが出回ると
春が来る物が来ると言われるのが
『いかなごのくぎ煮』 でございます
2月末になると漁が解禁
神戸の漁港には この子達が水揚げされます
いかなご スズキ目 イカナゴ科
漢字で書くと 玉筋魚
東北では 少女子 コオナゴ
大きくなると 北海道では
大女子 オオナゴ と言うらしい
これをコトコト強火で
醤油 味醂 酒 ざらめ糖 生姜で炊くんです
我が家は 水飴入れたり 黄金糖 入れたりします
他には 山椒の実や胡桃 いれたり
赤ワインで炊く方も…
お昼前になると この甘辛醤油の匂いが
町内から 漂って来ます
そして 炊きあがったのが こちら~
今日は3キロ 炊きましたよ~
付きっきりで火加減調節して炊くんです
だから ほぼ立ちっぱなしで
今 腰痛MAX でございます
毎年 今年は何キロ炊くんだろう?
とか 思っちゃいます
これを お知り合いの方々に
阪神大震災以降
助けて下さったお礼として お送りしたり
ジムのおばさんは 毎年100キロ近く炊くらしいです
『いかなご貧乏』 って言葉も有ります
そうそう 少し前に事故に遭った友達の娘ちゃん(20歳)は
無事退院いたしまして 家に居てもヒマでしょうがないらしく
昨日 「いかなご炊いたで!!」 っと
いかなごデビュー のメールが有りました
今月いっぱい 神戸の街は
甘辛醤油の匂いを感じて 春を待ちます