娘から

住んでいた家の売買契約が無事に全て済んだと報告がありました。

買い主は東京からの移住、とのこと。

今は本当にどこでも仕事ができる（職業にもよりますが）時代、

別に通勤をしなくても

住む場所は都会でも地方でもどこだっていいんだものね。

すごいなあ。

今は建築ラッシュもさることながら

中古住宅の需要がものすごくて

ボロボロの小屋のような小さな建物が

あちこちでリノベーションされていっています。

お見事というしかない変身よ。

今回娘の所は　地元の小さな不動産会社に委託して

買い主を探してもらい、

半年近くで5件の内覧があったようです。

初対面でいきなり値下げ交渉する人、

見学は1人、と言っておいたのに

家族でぞろぞろ来た人、

話の途中で2階も見せてください、とズカズカ階段を勝手に上っていった人。

・・・

遠くから来ている人なら

一回の訪問で

できるだけ多くの情報をもらって検討したいのはわかるけれど。

娘が

頭に来る！と怒っていましたよ。

もちろん不動産会社にも文句をガンガン。

不動産会社にとって娘もお客さんだけど

買いたい、という方も大事なお客さんだからねえ。

強くは言えなかったのかな。？

ズカズカと2階に上がっていった人に

売ったみたいよ。(笑)

その行為には怒っていたけれど、何よりもしつこく値下げ値下げと

言わなかったからだって。

他の人は結構言っていたのかしら。？？？

買ってもらうことが決まってから

せっかくのご縁なので少しお値引きします、と娘の方から申し出たそうな。

先週、引き渡しになって

売買契約書を交わしたそうです。

さっそく先方はリフォームの計画を実行するらしい。

仕事上　東京との行き来は残るみたいで

数年は半定住という形になるんだって。

ということで

売買契約書にサインをした後に

娘から先方に　これ、秘密のノートです、と

ノートを渡したとのこと。

なに？秘密のノートって？

娘がね、

Oさん（前の結婚相手）とここで生活し始めた時は

まだ22、3歳。（相手のOさんは50歳ぐらいかな）

Oさん自身が親戚ともご近所ともお付き合いがほとんど薄かったようで、

ましてや

年下の若い娘が一緒に暮らすことになって

周囲の目は相当厳しかったみたいなの。

（そりゃそうよね・・）

それで

一生懸命　ご近所の方のお名前とか、

家族構成（息子さん、娘さんという程度ね）とか。

公民館の場所の地図とか、

買い物に出る為の近道とか

散策できる気持ちの良い場所とか、

お気に入りのお店とか。

娘なりに色々とメモをしてきたんだそうな。

そのノートを次の住民へプレゼントとして

これ、私の秘密のノートですけど、どうぞ。

誰にも見せないでくださいね。

と渡したようですよ。

へー。

知らなかったわ。

娘は娘なりに　私への意地を通してここで一生懸命努力してきたのだと思うと

感慨深いものがありました。

娘婿のYくんは

え？そんなものを渡すの？要らないって言われるんじゃない？

と心配したそうですが、

これからここで暮らしていくことを決めた買い主さんにとっては

思いがけないプレゼントになったようで。

助かります、ととても喜ばれたと言っていました。

車のナビはあるし、

何でもネットで検索できるけれど、

こうやって住んでいた人からの情報には間違いがないもんね。(^ー^)

明日はお天気が悪くなさそうなので

娘の新しいおうちにお茶を飲みにいこうかな、と思っています。

そう言ったら

来てもいいけど、まだあっちもこっちもきれいに片付いていないのよっ！、

と慌てていました。

・・・見て気になっても

あまりごちゃごちゃうるさいことは言わないようにしよう。