『安室奈美恵』伝説 | 会社員でも簡単にできるビジネスの「本質レシピ」

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安室奈美恵さんが、引退する。ことで世間ではちょっとした大騒ぎになっている。

彼女を沖縄アクターズスクールにスカウトしたのは当校長のマキノ正幸氏(77)だ。

沖縄アクターズスクールと言えば、安室をはじめSPEED、MAX、DA PUMP、三浦大知、知念里奈らのスターを多く輩出した。


マキノ氏は安室の性格についてはこう語る。


「いつも物静かで、無口でした。私がと自己主張もほとんどしない。例えば、ケーキをみんなで食べるとき、その場を仕切ってケーキを切るような子ではなく、ケーキを自分からもらいに行くようなタイプでもない。ただ、事務所にいる誰かが彼女にケーキを持っていってあげたくなる魅力のある存在でしたね」



「当校のオーディション第1回を開催したとき、奈美恵は自分が出場するのではなく、友達の付き添いでやってきました。私のそばを通って、事務所の1階から3階まで、何回も上り下りしていたので目につきました」


 マキノ氏は安室の姿が見当たらないのに気づき、もう帰ってしまったのかと、慌てて外へ出てみると、30メートルほど先のバス停に彼女がいるのを見つけた。


「うちの学校へ入りたいの?」と聞くと、安室がうなずいた。「じゃ、明日、お母さんといらっしゃい」と伝えた。


 このとき、マキノ氏が声をかけなければ、日本中が

「安室奈美恵伝説」

に熱中することもなかったかもしれない。


 当時、安室は10歳。マキノ氏はまだ彼女の歌声や踊りを見たわけではなかったが、直感的にこれはめったにいない逸材だと直感したという。



彼女は当時から魅力的な「何か」を解き放っていたのは間違いなさそうだ。


その「何か」ていうものは当時は誰も分からなかったはずだ。

その何かは分からないが、「何か」特別なものを感じさせた彼女も凄い。

それは
「彼女にしかない、独特の雰囲気みたいなもの」という言葉で表現する以外には見当たらない。

「彼女にしかない、何か」

その答えは、31年経った今も誰も分からない。


勘違いしないでほしいのだが、
彼女に魅力がないと言っているのではない。
歌声、ダンス、人気、ファッション、ファンの数、どれをとっても国内最高のアーティストだろう。


しかし、僕は昔から彼女の魅力について、他のアーティストと比べた時に
「彼女にしかない、何か」をいつも感じる。


歌が飛び抜けて素晴らしい歌手
ダンスがキレキレのアーティスト
人気が凄いあるタレント


は他にもいるが、彼女の魅力は特別な存在だ。他のそれとは比べることさえ出来ないような別ジャンルの様にも思える。

彼女を好きな理由は何か?と聞かれると
多くの人がこう答えるのではないだろうか。

「彼女にしかない、何か」が一番の魅力。だと。
直感的に伝わる「何か」かもしれない。




では、一体全体、「彼女にしかない、何か」とは?

どういう存在なのか?




なかなか、難しい問いだとは思うが、少し考えてみた。さすがに、お湯を注いで、カップラーメンが出来る様な時間やウルトラマンが地球にいれる時間なんかでは、答えは出ない。


「彼女にしかない、何か」は彼女自身の個性なのは間違いない。


個性とはただ単に、他人と別のものを持っているという、単純なもの、ではない。


例えば、
とっても個性的な人が、「オレは個性的で唯一無二の存在なんだ」と叫んで、家に引きこもり、誰とも会わずに、社会に開かないでいると、誰からも個性的だと思ってもらえない。

そんなものは個性的でも何でもない。


個性の大前提は「共感」にある。「共感」してもらわないと、その個性は感じてもらえない。すなわち、共感するものがあって初めて、他人に個性だと認識される。


これを踏まえて、話を戻すと、


彼女は数多くの人達に「共感」された何かがあったという事になる。




彼女の「共感」されるものは何か?





彼女はデビューから今に至るまで、年を重ねるにつれて、人気が出ている。

大体のアーティストは全盛期があって、その後、衰退してきたぐらいに、やめるのが一般的。

しかし、彼女はやめる現在も尚、爆発的な人気がある。

そんなアーティストは山口百恵さん以外に、見たことがない。

彼女の経歴を見ても、数多くの功績がある。
その裏には、並行して、結婚、出産、離婚、実母の不幸な出来事。

多くは語らないが、それを一つ、一つ乗り越えてきた成長している彼女。がいつもそこにある。

爽やかで清々しい笑顔の裏に、少しだけ寂しそうな表情をする彼女。

孤独を乗り越えて、成長していく彼女をファン達自身が自分の人生と重ね合わせながら、共に応援していたように思える。

だからこそ、多くの人々が「共感」した。


安室奈美恵というアーティストの枠を越えた

「いきざま」に多くの人が共感をして、勇気を与えた。のではないだろうか。


ビジネスも同じこと。


共感してもらい、魅力的だと思っていただいて信用残高を増やす。

これが基本です。

彼女は誰よりも共感をしてもらい、誰よりもアーティストとして、行動し続けたから今の地位があるわけです。


分からない、知らないから行動できない人。
それ以上に最悪なのが、
わかっていても、行動しない弱い人間です。






一番愚かなのは、弱い人間ではなく、弱いままの人間だ」
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問題があることがわかっているのに、それを直視せず、



逃げちゃうってことが、愚かさなわけです。