笑う門には「健康」来たる?
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アンチエイジングの特効薬となるか——。

普段笑わないお年寄りが感じる健康状態は、毎日よく笑う人と比べて1.5倍以上悪いことが、東京大学や千葉大学などの研究グループの調査で分かった。

研究対象者は全国の65歳以上の男女2万人。研究グループは2013年、笑いの頻度と健康状態の関係について、アンケートを行った。この結果を分析したところ、健康状態について、ほとんど笑わない人で「あまり良くない」「良くない」と答えた人の割合は、ほぼ毎日笑う人のものより、男性が1.54倍、女性が1.78倍高かったという。


◎「笑い」で治った500人に1人しか治らない難病

笑いは以前からも医学的に注目されていた。特に有名なのが、1990年代にアメリカで編集者として活躍したノーマン・カズンズ氏だろう。

カズンズ氏は50歳の時、500人に1人しか治らないと言われていた難病の膠原(こうげん)病にかかった。同氏は、自分の病気を調べるうちに、「笑いが治療効果を持っているのではないか」と考え、自らの治療に笑いを取り入れた。その結果、体の痛みが減り、悪化していた血液の数値も良くなどして、数カ月後には元気に職場復帰したのだ。

カズンズ氏の例以外にも、近年では、笑いが免疫力を上げたり、自律神経のバランスを保つなど、様々な効果が確認されている。「笑う門」には、健康という「福」が来るようだ。


◎笑顔はガンの「特効薬」

ただ、その仕組みについては、明確に分かっていない部分も多い。笑いと体にはどのような変化が起きているのだろうか。

大川隆法・幸福の科学総裁は、明るい心と健康の関係について、著書『未来の法』の中で、こう述べている。

「ガンをつくった否定的な感情、自分を追い込みすぎる心と正反対の心を持ち続けることによって、設計図が変化していきます。自分の家を壊そうとする思いが、新しく素晴らしいものにつくりかえようとする思いへと変わっていきます。それが、あなたがたの神経にも血液にも伝わっていきます」

霊的に見れば、人間は、肉体と魂を合わせ持った存在で、自分の「家」である肉体を、「設計図」である心のあり方で変えることができる。健康管理をしっかり行い、努めて明るい心を保ち続ければ、ガンや膠原病など難病さえも治ることもある。笑顔や明るい心は、病気の"特効薬"なのだ。

健康になるお年寄りが増えれば、増え続ける社会保障費の減少にもつながる。笑いや心の持ち方は、高齢社会を迎える日本を救うカギになるかもしれない。
(冨野勝寛)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『未来の法』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=862

幸福の科学出版 『奇跡のガン克服法』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=50

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