週末土曜休みは今日までの夫。

午前中に入院中の義母へのお届け物ドライブを済ませたので、午後はエアコンつけてのんびりしようデーにするで~。

って、ことで昭和のジャッキー映画を観てなかった夫にお披露目シリーズ。ってことで・・・

1986年のサンダーアームを推奨!

 

昨日、がんばってまとめてたけど時間が足りず、今夜、続きを書こうかな~と思ったら、

まぁ!アメブロの今日のお題が冒険家?

めっちゃタイムリーなので昨日の文をコピペコピペあせる

冒険の持ち物、3つなら何を選ぶ?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 
 
最近の私は、ジャッキーのDVDやBlu-rayをかなり買い直してしまってますが、再見してないものはまだまだ。
一人で再会(鑑賞)するのが嫌なんですよね。
 
ある時期までは絶対ファン仲間とロードショー館に行って観て、帰りに感想を言い合っていた思い出からかもしれません。
 
ここ20年ほどの間に一人で鑑賞しても満足感がなかった。
「映画」としては申し訳ないけど一人だと脳内で突っ込んだままなので、「観た」という行為を満たすだけでした。
 
全盛期のは何度もビデオで一人で見てたりしてましたが、この20年の「残念な時間」(私にとってですよ)を空白の時間だとすると、この空白から久しぶりにデジタルリマスターされた昔のジャッキー映画を観るという行為は、私には「同窓会に行く」のと同じ。
同窓会は少し気合いれて行くものかと思うので、それと同じで、「ラッシュアワー」以前のものは私には「気合」がいります。
一人で見てると落ち着かなくなりそうなので、今回夫を巻き込みました(^^;)
 
オーバーなこと言ってるっぽいですね(^^;)
 
メルカリでBlu-rayを購入したので、私も独身の頃以来観ていなかったので大きなテレビになってからは初めての鑑賞。

このBlu-ray、DVDの時の日本語吹き替えに加えて劇場公開時の英語バージョンが特典映像で入ってます。

香港とかヨーロッパの映画ってね、いま考えたら、昔は海外輸出用に英語に吹き替えたものが公開されてた事が多くて広東語のものが売られてますが、公開は英語だったようなんです。

公開した時ね、この映画のジャッキーのキャラクターは冒険家でいて遺跡泥棒(?)なのでちょっとダーティというかワイルドな雰囲気があってカッコよかったんです。

その時に「きゃラブラブ」と思ったのがクライマックス突入の前にジャッキーが教団の長に、自分が信仰しているものは・・・

英語で「money」って言うんんですが、その時のいい方がワイルドでね~。

これを今回、広東語と石丸さんの日本語とで聴き比べてみたら、断然英語の吹き替えの方がカッコ良かったんですラブラブ

 

 

公開した時に新聞や雑誌の映画紹介で取り上げられていたところを切り取っていました。

他の映画のはこんなことしてなくて、なぜか「サンダーアーム」のだけこういうのがファイルから出て来ました。

 

 

あら!小森のおばちゃまの記事だったワ!

 

これは雑誌。「ロードショー」あたりかも。

 

 

友達に香港の新聞の広告欄をコピーさせてもらいました。

日本の広告を取っておくべきだったなぁ。

 

前売り券と前売り特典(^^)v

 

前売り特典は、ジャッキーの似顔絵スタンプでした(^^;)

 

この似顔絵、徳光和夫さんに似てる~ってみんなツッコんでました。

 

 

DVDの特典映像に「グッズギャラリー」ってのがあって、DVDやビデオのパッケージなんかの写真が見られました。

解説画付いてなかったけど、これはアメリカ版?

なんと、海外タイトルは「ミスター・ダイナマイト」

ダイナマイトみたいにすごいヤツだからなのか、クライマックスでダイナマイト持ち出したからか?

そう言われてみれば「サンダーアーム」ってなんぞや?

撮影中の予告タイトルは「神の鎧」。秘宝の名前からだろうけど、「雷の手」はなかったしね。

 

特典映像には日本版以外に香港版、海外版の予告編も入ってましたが、どれも冒頭の脱出シーンやカーアクションを中心にまとめてありますが、香港のはさすがです。共演のアラン・タムのコンサートシーンがけっこうしっかり見どころとして入っていました。

本編でも歌手としてのコンサートのシーンがありまして、マジのコンサートなのか、映画用なのか不明。

香港映画あるあるなのですが、役名が芸名そのまま。

ジャッキーに関しては、役名の本名も「陳港生」で通してました(^^;)

 

アラン・タムさん、80年代香港を代表する人気歌手で、映画も多数。

今回はジャッキーの相棒としての日本お披露目がきっかけになったようで、日本語のレコードも出して、NHKの歌謡コンサートや、1989年の紅白歌合戦にも白組出場を果たしています。ワールドミュージックとして紅白の路線変換時期にちょうど入ったのかもですが、当時の香港明星の勢いはすごかったですね~。

 

アランのLPは友達からテープダビングさせてもらったのを聴いてましたが、中華街で初めて輸入カセットで買ったのが「第一滴涙」。

これ、のちに安売りCDで買い直してました。

「サンダーアーム」の主題歌、挿入歌などもアランのヒット曲。

アルバム「暴風女神ーLolerai」に収録されtますが、私の持ってる左端のベスト盤にも収録されてました。

 

このタムさん、香港のジュリーとたとえられてた事もあるのですが、理由は、70年代にグループサウンズ「ウィナーズ(温拿五虎)」のメインボーカルとして活動されていて、このウィナーズは「アジアのビートルズ」とまで言われる実力と人気なんでした。

友達からまわってきたテープは洋楽カバー曲も多くて、「マイシャローナ」は実は本家UKロックじゃなくてウィナーズで知りました(^^;)

90年代に再結成コンサートも行われていて、多分その時期の記念写真集を友達からお土産でもらってます(^^)v

メンバーは

左↑から阿強こと葉智強、日本でもお披露目の多い阿Bこと鍾鎮濤(ケニー・ビー)、この日記でも紹介した「一屋両妻」の主演を務めた陳友(アンソニー・チェン)、そして譚詠麟(アラン・タム)、健仔こと彭健新の5人。

 

 

 

アジアのビートルズというよりアジアのスパイダースっぽくも(^^;)

ひゃ~、みんな若くて時代を感じる(^^)

 

 

これは30数年前の再結成の頃ね。

 

 

ゲストもいますね(^^)v

アニタファンのブロ友さんも観てくださるだろうと思うのでオマケ。

アニタ・ムイと陳友さん♪一屋両妻コンビやん。

 

おっと!ジャッキーからどんどん遠ざかってしまう。

このウィナーズをじっくり紹介しちゃったのは、本編で、秘宝泥棒の冒険家のジャッキーは邪教集団に目を付けられていて、

この教団の幹部が長にジャッキーのプロフィールを映像で紹介するんですが、それがいきなりウィナーズ登場で度肝を抜かれるんですわ。

映画では「ルーサーズ」って名前ですが、いきなりドラム担当のメガネかけた陳友さんが「エル!」と腕をLの字に立ち上がるアップなもんで、日本初お目見えでコレは、調べるまでコントネタだとみんな思っちゃってました。

 

阿強さんの「O!」

 

健仔の「ブイ!」

 

阿Bの「E!」

阿B、アナタに一体なにがあったの?ってくらい激しい顔(^^;)

 

アランの「ら~~~ぶ♪」で、うしろのメンバーが「らんらららららんらららら♪」と、ハモりパート唄ってるのですが、

阿Bの「らんららら・・・」が何か憑りついてるんじゃないかというくらい首をブンブン振り回してて、当時けっこうウィナーズファンにネタにされてました。

 

 

で、この映画での「ルーサーズ」にはバックコーラスもいて、その一人がジャッキー。今回のヒロインになるローレライがその隣で唄ってる同じグループという設定。

この「LOVE」のバックコーラスやってるシーンのジャッキーもいい感じで、今思うとめちゃレア映像なんじゃ・・・。

ローレライ役のロザことロザムンド・クァン、エキゾチックな顔をしているので山本リンダみたいでキュートでした。

 

再結成前にこの映画でこんな格好してたので、多分香港では話題になってたのだと思われます。

で、邪教集団の調べだと、この時はジャッキーとローレライとアランは三角関係になって、ジャッキーはグループを抜けて「アジアの鷹」と呼ばれる冒険家になり身を引き、アランはソロ歌手、ローレライは世界的デザイナーとして恋人同士として続いている、という設定で目を付けられる。

 

神の鎧を持ち出したジャッキーをおびき出すために、、ローレライを誘拐すればアランがジャッキーに頼むだろう、ということに。

それが、テロリスト行為でファッションショーを襲撃してローレライを誘拐。

この時にけっこう残虐な銃撃シーンがあったんですが・・・

カメラマンのカメラとメガネを打ち抜くところとかR15なんじゃ?

振りとはいえ、キスシーンもあったしね~。

 

忘れてましたが、「スパルタンX」で抜擢されたミス・スペインのローラ・フォルネルが今回も富豪の娘として出演。

ローレライ奪還の旅に出るジャッキーとアランについてけっこう見せ場も多い。

モデルだけあって、スタイルも顔もきれいなので、大きな動きをさせられるととてもサマになってます。

 

公開時のパンフレット表紙を。

うは~!なつかしいです。

裏表紙はこの写真。

ビデオパッケージなどに使われるのはパンフ表紙のものと商品によってはどちらかが使われていますね。

 

このパンフ、けっこう読むところいっぱいです。

映画のプロローグは冒険家ジャッキーの秘宝泥棒(?)のアクション。

未開の地の民族たちに見つかって襲われそうになるのをごまかすためにカンビールを取り出してプシュッ!!

おいし~ゾ、って感じでゴクリと飲むのはキリンの生?!

麒麟がいた?

80年代にジャッキーと渡辺徹のコンビで「キリン生A」のCMに出ていましたのよ。

YouTubeあったので検証↓

https://www.youtube.com/watch?v=Bx2R29iabdw

 

このあと、高い所から木から木へと飛び移るときに枝が折れたのかな?15mの高さからの落下事故で頭がい骨骨折に遭ってしまい、日本でも「ジャッキー・チェン死亡説」がささやかれたくらいの大事故になってしまいました。

が、完全復活を果たして、短髪で挑み始めた映画でしたが、このあとのシーンからはいつもの長髪姿で(傷を隠してたのかも?)度肝を抜くアクションをたくさん見せてくれたのです。すごすぎる・・・超人と言われる由縁かもです。

Blu-rayの特典映像に紹介されてたこんな本も当時発売されてました。

実は未読ですあせる

いまなら読めるかもしれませんが入手困難ですね(^^;)

 

当初は監督はマルチタレントでもあるエリック・ツァンですすめられていたらしいですが、この事故からの手術入院などの兼ね合いからジャッキーが製作総指揮と監督を受け持つことに。

てことで立派なジャッキー映画になりましたが、挿入歌などのエンタメ部分もうまく入っているのももしかすると当初の原案センスの名残りかもしれないかも。

 

この映画、ジャッキーのアクションやアランのヒットソングも目玉ですが、カーアクションもすごすぎるくらい。

もう、ユーゴスラビアの街なかや市場や高速道路を突っ走る破壊する、すごいスピード感あるシーンがたっぷり。

最近知ったのが、やはり前回語った大好きな香港映画の「カレー&ペッパー」の監督のブラッキー・コーさんが、この作品のカースタントで

6車線75mの高速道路を飛び越える記録を残しています。

すごいよ、ほんと。

 

エンドロールで「特技飛車指導」なんて職種が!カースタント指導ってことでしょうか?

柯受良がブラッキー・コーさん。

こういう事も最近、男性ファンたちが語っているのを読んで知る、という知らなかった事もまだまだ(^^;)

 

パンフの続き。

邪教集団の巣窟から逃げ出す崖山の上。

そこから仲間が迎えに来た気球に飛び乗るというラストシーン。

いや、もちろん飛び降りたシーンと気球の上に飛び降りたシーンは見るからに別撮りかもしれませんが、宮崎アニメのようなアクション映画として荒唐無稽をすんなり受け入れて見られるシーンです。

どちらにしても、感情移入したら怖くって仕方ない高さにはまちがいありません。

 

 

 

旅の序盤は秘宝を監視するのもあって付いてきたローラ・フォネル演じるメイとアランと3人のロードムービー風のロマコメ要素を交えたアクション。

ローレライは救出されても邪教集団の薬で操られてるので本人らしくない、という設定。

これを表情の読めないロザムンド・クァンがやってるのでドキドキする。

しかもジャッキーに色仕掛けするシーンがあるものの(しっかり、ジャッキーが笑ってNGになってるのがエンドロールにもありますが)、こううシーンって当時の坊やファンたちはどう感じてたのかなぁ。

成人女性ファンはジャッキーを恋愛対象にしてるわけではないので演技でキスをしようが、女の人にメロメロしててもそれは映画、で達観できるのですが、ちょっと「サンダーアーム」のはエロチックな迫り方じゃないか?と、そんな考えの方が脳裏をよぎりましたわ。

 

ゆえに、ジャッキーは日本のテレビのインタビューで「僕の映画は暴力もセックスもないので万人に観てもらえる」みたいに言ってたんですが、

前述のテロリストによる虐殺シーンといい、キス攻撃といい、そのインタビュー聴いた時に仲間ウチで、

「ジャッキー、サンダーアームはどうよあせる」ってテレビに突っ込んでしまってました。

 

その部分がひっかかるくらいで、ワイルドな清廉潔白でもないキャラクターが友情もあり、恋(?)もあり、アクション多数、という見せ所が多数あるこの映画は、娯楽映画としてはA級だと伝えていきたい!!

 

三菱もですが、主題歌も作曲は芹澤広明氏。

アイドルソングやアニメソング多数手がけた方ですよ。有名なとこでは岩崎良美の「タッチ」ですね。

 

グローバルな時代に各国が超人ジャッキーのために協力し合っていたからこその作品。

34年前ははるか遠い昔かもしれませんが、映像の中でキラキラと輝いていた姿は残り続けて、新たなファンを魅了させてくれるのかもしれません。

 

大好きな一作です。