bookoff、百円読書 -2ページ目

不夜城 馳星周

アジア屈指の歓楽街・新宿歌舞伎町の中国黒社会を器用に生き抜く劉健一。
しかし、かつての相棒が戻ったことは事態は一変する。
生き残るために嘘と裏切りを重ねる男達の物語。

黒社会の雰囲気がありありと描かれていて、本当に面白い。
ストーリーにグイグイ引き込まれた。
登場人物はみな狡猾で、最後の最後まで気が抜けなかった。
評価☆☆☆☆☆

殺人方程式 綾辻行人

「首がない!」小心者の刑事・明日香井の眼前には首と左腕が切断された死体が 。。。

被害者は新興宗教の教主・貴伝名剛三。
彼は本部ビル内で密室状態にあったが、発見されたのは川の対岸のマンションであった。

ガチガチの本格推理で、至るところに伏線が張り巡らされていている。
個人的には綾辻行人は好きなので、かなり楽しめた。
馴染みやすいキャラクターと、章の終わりにある事件のメモがユニークだった。
評価☆☆☆☆

ノルウェイの森 村上春樹

主人公が過去を回想しながら物語は進む。
そこには主人公のワタナベ、親友のキズキ、そしてキズキの恋人直子がいた。

高校時代、三人はよく遊んでいたのだが、キズキの突然の自殺によりばらばらになってしまう。
久しく疎遠になっていた二人だったが、偶然再開したことで恋に落ちる。
しかし、それは決して成就する事のない恋だった。
彼の死で直子は深い傷を負っていたのだ。
恋人の存在で得られる安心感や、多くの性的描写も爽やかで、共感をできた。
確かに愛とか恋とかはこのようなものだろう。
ただ個人的には漫然としてつまらなかった。
評価☆☆