こんにちは。


あっという間に2021年も

上半期が終わったのですね。


大人になって年月が過ぎるのが本当に早い。


2016年4月に癌がわかって早5年。

今日は半年に1度の診察&検査でした。

待ってる間に書いて投稿しようと思っていたら、思いの外早く呼ばれて

途中まで書いていましたが、

投稿できずに帰宅。

続きを書いての投稿です。




タイトルにも書きましたが、

そして、ご報告が遅くなりましたが、

無事に4月に赤ちゃん産まれました照れ




予定日より9日早く、

緊急帝王切開で

2476gと小さめでしたが、

保育器に入ることもなく、

元気いっぱいに産まれてきてくれましたラブラブ


母親の私の方が、

出血多量で貧血、

帝王切開の傷が痛すぎて

痛み止め1ヶ月飲み続けるなど、

なかなか手強い出産でした。





癌治療のために5年前に凍結した受精卵。

その1つが命となって、

この世に産まれてきたこと。


どんな言葉で表現するのがふさわしいのか、

いまだに気持ちを表すぴったりな言葉が見つからないでいますが、

とにかく、

この子が産まれてきてくれたこと、

尊くて尊くて。


書いている今も泣けてきます。





私は温存術だったので、

癌のあった右胸はほんのりと膨らみもあるし、乳首も残っています。

放射線もしています。


赤ちゃんを産むということは

母乳をどうするか、

ということを考えるわけですが、


主治医からは、

母乳は出るかもしれないし、

出たらあげてもいいですよニコニコ


と、言われていました。



妊娠中、

みるみる大きくなっていく左胸(健側)。


妊娠するまでホルモン治療してたので、

おっぱいぺっちゃんこだった私はなんだかウハウハしちゃいました。


だけど…

手術した右側はほとんど大きさ変わらず笑い泣き

妊娠中のおっぱいサイズの左右差が

どんどんすごくなっていきました。

最終的に2サイズぐらい違ってたんじゃないかな。


そんな感じだったので、

産んでからもきっと右からの授乳は難しいだろうなーと思っていました。




そしていざ産んで授乳開始!


周りの先輩ママから聞いてはいましたが、

まぁ、はじめは母乳でないし乳首痛いし。


健側でパンパンの左胸ですらそうなのだから、

この頼りない、まったく張りのない右胸から母乳なんてでるのか!?


毎日、

帝王切開の傷の痛みに耐えるのと

ちっちゃな赤ちゃんにおっぱい吸わせるので

すでにいっぱいいっぱい。


出る気配のない右胸での授乳にチャレンジするための、精神的、体力的ゆとりがなく、吸わせる前に諦めました。


吸わせて、出なくて、でも頑張って、

と奮闘する気力がありませんでした。



吸わせてないので、

もちろん出ないし、

張りもしませんでした。




先日3ヶ月になった娘。

小さめに産まれましたが、

左胸だけでの授乳(ミルクも少し)で

すくすく、ぶくぶく

大きく育っています。





体に2つある臓器は、

1つを失ったら

残った1つが

2つ分の働きをするといいます。



私は卵巣も小さいときに片方とってるので、

生理どうかなーと心配していましたが、

残った1つが2つ分の働きをして、

毎月ちゃんときていました。



おっぱいもやっぱりそうみたい。

片乳だけど、ほぼ完母で、

成長曲線にしっかりのれています。



命の誕生も不思議だけど、

人間の体も不思議。





癌になったことで、

結果として、

ならなかったらできなかった体験を

たくさんできています。



娘が物心ついたら

形も大きさもくたびれ感もちがう

左右のおっぱいを見て

なんて言うだろうか。

そして、私は娘に

病気について何をどう伝えようか。


最近はそんなことを考えたりもしています。




子育ては

思っていた以上に大変ですが

5年前に諦めかけた

子どもを産むという未来が

今実現している。

そのことを時々思い出しては

眠いのも痛いのもとっぱらって

娘をぎゅーっと抱きしめて

幸せを噛み締めています。



今日の診察で

検査はOKでしたが、

これからの不安が久しぶりに沸いてきました。


再発は怖いけど、

怖がっていても

何も変わらないわけで。



目の前の今ある幸せを

しっかりと抱きしめて

毎日をすごしていきたいです。