現在、オブラートメーカーは全国に4社しかありません。
北海道、愛知県、そして、静岡に弊社含めて2社の計4社です。


最近、相手を刺激しないように直接的な表現を避けて遠回しな言い方をする時などに、「オブラートに包んで」という表現をしているのをテレビなどでよく聞きます。

一般的に、オブラートは苦い薬を飲む時に包むもの、です。
オブラートは、大抵のドラックストアーに売っています。
でも、最近はあまり使われなくなりました。

また、包むものは薬だけでなく、このような半生菓子のゼリーを包むことでも使われています。
なぜ、オブラートに包まれているのかというと、ゼリーの形を保持したり、乾燥を防止したり、そして一番の目的としては、ビニールや紙などの包装紙に付かないようにということで使われています。

また、オブラートは、丸型や四角といったシート状のものだけでなく、粉になったもの(粉末オブラート)というものもあります。

              (粉末オブラート)

この粉末オブラートもゼリーなどのお菓子の表面にまぶすことで、お菓子の乾燥を防いだり、包装紙に付かないようにという目的で使われるんですが、さらに見た目がキラキラとしているということから、飾り粉という目的として使われています。
身近なところではグミによく使われています。
グミの表面に薄くまぶしてある、ちょっとキラキラしているのが粉末オブラートです。

ここで粉末オブラートを使っているお菓子の一つを紹介しようと思います。



富山県のお土産『やま柿』というお菓子です。
干し柿に粉末オブラートがまぶしてあります。
白くキラキラしているのが粉末オブラートです。

オブラートが使われているお菓子がまだまだありますので、また紹介したいと思います。