「南山大卒」の肩書をつけたのは、社会人になってから。

20代後半の出来事でした。

今日は、その経緯を紹介して

「人生、やりなおしがきく」ことを、自分の生き方を辿りながら

以下、綴ります。


チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジチューリップ黄チューリップ赤


私は、高校生の頃

「英語でコミュニケーションが取れるようになるために、短大へ行く」

と決めて、自分の進路を決めました。


受験したのは、南山大の短大と、名古屋商科大の短大。

このふたつでした。

両方とも「英文学」でない、

実践的な英語力を伸ばせる学校と判断したのが志望理由。


高校生の頃、自主的にお勉強も部活もサボって

「オトナシイけど反抗期を迎えていた女子」だった私 シラー


高校3年生になって、ようやく重い腰を上げて

中学生の頃から夢見ていた「アメリカの大学で勉強に励む」姿を

思い出して、現実的な努力を開始。


高校3年の春頃まで真剣に勉強する事から離れていて、

進学塾が近くになく、河合塾などに通う事すら知らず、

家庭教師などを雇うような経済的余裕もない家だったので

当然、勉強の遅れを取り戻せるはずもなく・・・


南山短大は、当然落ちました ドクロ

自業自得、ですので納得。

名古屋商科大の付属短大へ進むことに。

(短大は今なくなり、商科大へ統合されています)


私は当時、有名大学の価値が全くわからず

南山短大へ行く事にそれほどこだわりはありませんでした。


将来の目標は、留学ですから

そこにつながる場所だったら、正直どこで勉強しても同じだと・・・

そう信じていました。


真実は、当時考えていたところとそれほどズレていないと

今でも思っていますが、

若かりし頃の自分は

「高学歴の学校へ行く意義」を全く理解していませんでした。


まずは、卒業後の進路でトクします。


社会へ出た時、学校名が有名というだけで選択肢が広がり

自分のやりたい事ができる職種・職場を選ぶ幅も広がる。

知名度が低い大学だと、「それ、どこにありますか?」と聞かれます。


次に、在学中でもトクします。


学力が低い層とそうでない層の中で学ぶのは、

刺激が全く違います。

後に、南山大に入学して勉強した頃

それを何度も実感しました。


議論する授業でのレベルが、やはり違うのです。


話をまとめると、

「大学の学力レベルは高ければ高いほどメリットは多い」

という現実は、否定できないわけで・・・


これは、何も日本だけではありません。

世界各国で教育投資ができる比較的裕福な国を見渡せば、

どこでも親は子どもに高学歴を望みます。

その際、少しでも有名な学校へ入れたがるでしょう。

若しくは、教育の質が高い学校を探すでしょう。


そうでした!

名古屋商科大の短大について、名誉のために付け加えると

先生方のレベルは超一流、でしたよ。


東大の院卒の先生や、

アメリカの著名大学でPh.Dを取得している先生等々・・・


私のセミナー指導教員だった先生は

日本人でしたが英語はネイティブ同等で読み書き全て出来る先生。

コロンビア大の院で「第二カ国語として英語を教える」分野で

修士号を取得した、教育全般に関心を持っていた先生でした。


学校の知名度と学生の学力は低い学校でしたけど、

講師陣のクオリティーはピカいちでしたから

その意味では良い教育を受けられた短大だと、今でも感謝しています。


ただ、その良さが・・・

社会では通用しないんですよね、残念ながら しょぼん


就職活動やアルバイト探しで苦労した経験から

短大卒業後、アメリカの大学で単位取得をして帰国後は

「知名度の高い、有名大学」を目指しました。


それは、将来「自分で学習塾を開く際、少しでもハクをつけるため」

という、当初はそういう考えでした。

あとは、自塾を開く前の修行として、アルバイトで塾講師をする際

少しでも有利に働くように、という目論見も。


その前に、「何を学ぶか」ということも、

勿論重視して進路選択しました。

自分が興味ない分野を「大学名のため」に選んでも、

本末転倒ですからね。


結果、私は南山大を選びました。

それ以外の大学は、受験しませんでしたが

無事合格、2年間で卒業しました。


在学中は、成績が高かったので2年間奨学金を貰えて、

さらに学部長表彰も受けましたので

南山大には資金援助を受けられて、感謝しています。


18歳の高3生の頃には学力的に無理だった南山短大を超え、

社会人になった後、

南山大で学んで学部長表彰を受けるレベルに届き・・・

その後、大学の非常勤講師として英語を教えるまでに到達。


その経験から言えるのは、

勉強は、本気で取り組めば「やりなおしがきく」。

そして、「人生も選び直せる」。


「絶対、こうでなきゃダメ」、

決めた道をガムシャラに進むのも素晴らしい。

けれども、「意外と、こういう方法もある」と

後から軌道修正すれば良いこともある。


今日は、どうしても、それを伝えたかった・・・

昨日の「下から目線」をブログで書いた後に、

書き残した想いがあったので

以上のとおり、綴りました。