息子のランドセル
ミニランドセルに。とてもいいものが出来上がった。懐かしい思い出。生きた証。
中学生になってからかな。いやその前からかな。生きづらさを感じていたね。母さんは、学校に対しても無力で充分に息子のことを理解してあげられなかった。色々と子どもの接し方やらのセミナーやら本やらカウンセリングやら模索した。でも、解決には至らなかった。それに惑わされた罰だったのかな。
彼は、それからの10年を挫折を味わいながらも懸命に生きた。精神疾患にも罹患し苦しかったね。現代の精神医学に憤りがあるのも事実。
母さんの子に生まれてよかったよと自死する数日前にマックを食べながら言ってくれた。
母さんは、すごく嬉しかった。生まれてきたことを嘆いたり、暴言を発してた子からの、偽りのない言葉だった。娘が私にプレゼントしてくれた時で同時に僕もだよと。優しい眼差しで言ってくれた。まさか、その後に会えなくなるとは想像もしてなかった。あの時にもどりたい。
テーブルに座ってると時々寄ってきては、肩に手を添えにきたこともあったね。言葉にするのが苦手だった彼のあたたかいぬくもり忘れない。何かを訴えたかったんだと今だから思える。母さんは、ホントにダメダメだ。
気づかすごめんなさい。まさかの、まさかだった
あの時、終わりにしなきゃならなかったのかな。
母さんは、終わりは嫌だった。でも、息子の決断を受け入れようとはしてるよ。
今までホントにありがとう。ありがとう。
そして、これからもずっとよろしくね。