今回は神戸市の感染者数と来店者数・新規数等を紐づけて見ていこうと思います。
神戸市ではじめて感染者として発表さてたのは3/1のことでした。
そこから数を増やし
感染者数
3月累計33
4月累計225
5月累計27
6月累計2
7月累計163
8月累計397
9月累計155
10月累計245
11月累計669
12月26日まで1284
が各月の感染者数となっています。ページによって若干の誤差があるので参考値となります。
来店者数(新規数)
3月528(34)
4月91(11)
5月179(16)
6月417(54)
7月481(52)
8月570(51)
9月560(52)
10月621(52)
11月639(56)
12月26日まで611(37)
単純に同月での比較をすると感染者数と来店者数(新規数)の因果関係は見て取れない状態となっております。
それは政府の政策や国民の自主規制意識により、感染者数の増減に波が生じているのに対して
来店者数(新規数)は毎月着実に増やし続けられていることが要因となっております。
そこで来店者数(新規数)の波を分析し、その波長と感染者数の関係性が無いかを次は見ていこうと思います。
以下では前月に対して当月のあがり数をこの10ヵ月の平均から比較しての±の表れを示します。(4月5月は合わせて405換算とし、平均は12名プラス)
3月+9
4月5月-111
6月±0
7月+52
8月+77
9月-22
10月+49
11月+6
12月26日まで-40
感染者数と照らし合わせます。また同様に感染者数も平均の±の表れを示します。(平均129プラス)
これでは正直見えてこないと思う。
なぜならば感染者数のプラスは悪い状態を表し、来店者数のプラスは良い状態を表しているからです。
なので感染者数の表しを逆とする。
例えば平均129名ずつ感染者が増えているのに対して120名のプラスであった場合は-9名と表す。
96 3月+9
3 4月5月-111
127 6月±0
-34 7月+52
-267 8月+77
-26 9月-22
-116 10月+49
-540 11月+6
-1155 12月26日まで-40
これから読み取れることとして自粛ムードが盛んであったのは7月まで。
その後感染者数が増えてしまった翌月は来店者数が伸び悩んでいることが見受けられます。
7月と9月の感染者数は抑えられているため、自粛感情が緩和し翌月には大きく数字を伸ばしている。
8月と11月は感染者数が大きく増えたために翌月の来店者数の伸びがいまいちとなってしまっている。ここで例年の新規数の繁忙期比較しても伸びるはずの時期に伸び悩み、閑散期に数字が落ちていないという新しい時代になってしまっていることも読み取れました。
コロナの影響を受けていない傍から見られている一方、細かく見ていると影響を受けてしまっていたという解釈も得られました。
しかしながらこの状況下で数字を伸ばせてきているのはお客様に寄り添えている事実が数字として表れていること、接遇のできるお店になっていることに自信を持ってほしいと思います。
以上のことから考えられるサービスに重要な考え方は
人はすぐには判断決断を踏めずに周りからの意見が一定数集まった時に行動を起こすということ
この考え方が間違っていた場合は感染者数の影響は翌月ではなく当月に受けていたはずです。
プランニングや提案時にお客様に納得させることに注力して伝えてしまっていませんか?
本当に必要なのはトレーナー側の意見です。「あなたにはこれが必要だと私は思います」「こうするのが良いと思います」
あくまでも一個人としての意見をお客様にも提供してみてください。【委ねる・導く・共感・約束】
これを大事に出来ていたからこそお客様はついて来て下さっているのだと改めて考えなおせるきっかけとして、コロナ感染者の動向をみていくと面白いのではないでしょうか?