最近、キャサリン妃のがん公表や、ヤクルトの選手の奥様の乳がんのニュースなどで、がんに対する関心が、特に若い世代の方に高まっている様ですね。


45歳でがんに罹患した私、それまでは恥ずかしながら、がん検診を全然受けていませんでしたショボーン職場の健康診断を年に一度受けるのみ。病気らしい病気をしてこなかった自分が、まさかがんになるなんて思っていませんでした。それが、まさかの乳がんえーんしかも結構進行していて、ギリギリのところで見つかった、と言う状況でしたガーン誰にも責められたことはありませんが、「ちゃんと検診を受けていれば、、」と悔やんだのも事実ですショボーン

私の様にならない様に、若くて発信力、影響力のある方々の記事が出ることで、若い方々が検診に行ったり、知識を付けたりして、自分の体を大切にしてもらえたらいいなぁと、ムスメを持つ私は改めて思いました。

だって、がんになる可能性は、誰にでもあるから。真面目な人も、不摂生な人も、悪い人も良い人も。


がんって本当にイヤな病気。怖い病気。

治療中はもちろん、一通りの治療が終わっても、ちょっと腰が痛い、頭が痛いとなると「再発」のふた文字が頭をよぎる。ふとした時「なんで私が」とネガティブな感情に押しつぶされそうになる。家族、特に子ども達に申し訳なくて、迷惑かけてしまう自分をイヤになる。


私は、術後6年が経過し、先日の診察では「なんの問題もなし!」と主治医のお墨付きを頂きましたおねがい仕事もバリバリこなして、行きたい所に行き、食べたい物を食べ、会いたい人に会う。

でも

こんな私でも、やっぱり辛くて申し訳なくて怖くて眠れない日があります。がんになって、自分の命が有限だと言うことを初めて考えました。周りの友人もがん患者の方が多くなり、勉強会に参加したり、ピンクリボンアドバイザーとなったり、世界が広がったなあと思うことはあります。でもやっぱり「がんになって良かった!」「キャンサーギフトだなー」なんて思えない。多分この先も。


だからだから、がんになる人が少しでも少なく、辛い治療を受ける人が少しでも少なくなって欲しい。

どんどん新薬が出たり、治療の選択の幅が広がって、がん患者🟰可哀想、不治の病  というイメージがなくなるといいなあ