彼との始まりは、出張を共にしたタイミングからだった。

先輩からのお酒のお誘いは断らない主義の私は、先輩に当たる彼からの誘いはもちろん2つ返事で応じた。

酒豪な人だから、飲み足りないんだろうと思っていた。




が。



ふと彼の手が私の腰に回ってきた。
キュッと引き寄せられた私は

「ダメですよ〜。奥様もいらっしゃるじゃないですか。笑」


とお茶を濁し、

「時間も遅いですし、明日もあるので今日は帰りましょう」


と、別々の部屋へ帰った。


きっと、彼も飲み過ぎてイタズラ気分だったんだろうなと
今日の事は水に流そうとシャワーを浴びて寝た。


その日の私は、翌日に続く事は考えてもなかった。