いまでは東柏崎駅と呼ばれているが、ボクにはあまりピンとこない。やはり比角(ひすみ)駅だろう。四谷の家から大人の足で約10分。そこから新花町の家まで7-8分。
ボクはディーゼル車が好きだったらしい。2-3歳のころ、よちよち歩きで、もちろんお締めを巻いた格好で比角駅まで日参したらしい。
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ただフツーに行ったわけではなかったらしい。
母親には「マサルの比角駅通いには負けた」と言い続けられた。
赤ん坊のよちよち歩きでは、比角駅まで30分以上歩いたのだと思う。
最近、当時のボクよりも年上の男の子が、ここからは推測だが、川に落ちて海まで流されて亡くなった。幸い、行く手に川などはなかった。しかし自転車、バイク、自動車はあったはずだ。
家を出てアセチレン工事屋を右手に折れて、映画館の前を曲がり諏訪町通りに出て、それを横切って2-300mの駅前に続く道路を歩くと比角駅に着く。
よく歩いたものだと感心する。興味あるものへのあくなき探求心ー-の原点だろうと思う。
あとの母親の後始末の話はあとに譲る。
話は簡単で、ボクは興味に惹かれて比角駅通い
母親は比角駅でまみれて遊ぶボクの後始末ー-
簡単に言うとこういう話である。
でも大の大人がえらそうに話せる話ではないー-ことは間違いない。