少し視点を変えて「国民皆保険」「健保組合の赤字見通し」について過去記事も含めて3回シリーズの予定で記します
(世界から見れば恵まれた国)
日本国は「国民皆保険」「国民皆年金」という極めて恵まれた国
です。このことは当たり前のようで当たり前ではないのです。そこんところを少し語りますよ。過去記事を一部修正して記します
「国民皆保険」の部分を取り上げます。
当たり前と思っていることが「世界の標準」ではありません
そこんところを本日は明らかにします
(国民皆保険)
・1958年から国民健康保険法成立により日本は国民皆保険
というWHOも認める「世界一」の制度が成立して今日に至
っています
・世界的にも「皆保険制度」は先進国中心に存在していますが
それでも日本は世界一なのです
・「保険証1枚」で日本中のどこの病院であれかかれるという
最大のメリットがあるからです
・ヨーロッパなどで負担割合は日本を凌ぐ国がありますが
「ゲートキーパー制」などにより「どこでも自由にかかれ
る」わけではありません
・米国ではオバマケアということで「医療制度」を充実させる
方向で動きましたがトランプにより木端みじんに散って
しまったのです。米国ではこのようなことが繰り返されて
います
(国民皆保険により)
・コロナ禍の中で重症者や死亡者が少なかったという事実は
「国民皆保険」による部分が大きいと推察されます
・股関節症患者が「自骨」「人工」の手術を受けるに際して
「200万円も払えない」ということは少なくともありませ
ん
・「自己負担割合」や「高額医療費制度」により一定の金額
以上の負担がないのでバリアーが取り除かれます
・さらに収入の多寡により負担限度額が調整されます
・米国では「人工股関節手術」でも「出産」でも入院期間が
極めて短いのですがこのことも「皆保険でないこと」が
少なからず影響していると推察されます
次回は「②国民皆保険の危機・いつまでもあると思うな
親と皆保険」です