読書感想文・「がん闘病日記」森永卓郎著について・書店でつい手にしてしまった本②エッセンスと感想 | 変形性股関節症患者のためのノーサイド主催情報交換広場

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①病気そのものの情報②社会福祉制度、社会保険制度③障害年金④障害者就職情報⑤民間保険制度⑥政治家の揶揄、社会への提言などについて語ります。とりわけ③については受給に向けてアシストすることを私のライフワークと位置付けて積極的に行います。

内容について記します。私たちの参考になる点もあります

気づき気づき気づき

 

(エッセンス)

 

*2023年11月に「来春のサクラが咲くのを見ることはできない

 と思います」と医師から告げられた

*当時自覚症状もなく仕事もフルに活動していた

*食事もモリモリ食べていた

*診断は「原発のがんは胃か膵臓のどちらか、内視鏡検査の際に

 生体検査も行ったががんは見つからなかった」

*原発は「胃」ではないことが明確なので「すい臓」のがん

*すなわち消去法による診断で「すい臓ガン」ということになっ

 た。納得はできないが受け入れた

*選択肢は化学療法、つまり抗がん剤治療を受けたが副作用が

 強く危険な状態となった

*保険診療ではないが点滴の新薬があると聞いてそれに賭けるこ

 とにした。それで一命を取り留めたことは事実

 

*標準治療と自由診療がある。上記点滴薬は自由診療となるので

 全額自己負担

*標準治療の場合は・3割自己負担(割合は個々に異なる)

 ・高額療養費制度(定められた限度額まで負担)・医療費控除

  などのメリット

*人によっては障害年金の活用も考えられる・初診日要件・保険

 料納付要件・障害状態要件等がある

 

*現在は主としてラジオ番組等に出演、書物の著者など前向きに

 仕事も行っている

*生前整理も行っている

*童話作家にもなりたい

*「今日も元気だ、タバコが旨い!」

 

(感想)

 

・明るく前向きな人であるとあらためて実感した

・近代医学を信じながらの治療ではあるが「原因疾患」に

 ついては自分なりの見解もしっかり持っている方

・自由診療は誰もが受けられるわけではないが赤裸々に語って

 くれている

・高額医療費制度や障害年金についても「股関節症の私たち」と

 共通する部分がありその点についても記している

・違いは「股関節症患者の治療においては自由診療のケースは

 稀」という点

・人生観についても普通の人にはなかなか真似ができないが

 前向きな発想と行動には敬意を表したい

・経済学者としての著者は嫌いだが人間として少し好きになった

 

 次回は未定です