皆さんお久しぶりです。たまにとんきちです(^_^)v
昨日30キロの米を車から家に入れようとして持ち上げたら腰をやってしまいました(^_^;)まあぎっくり腰の一歩手前で済んだから良しとしときます(^_^;)(笑)
さて今日は前回の万葉びとの宴の続きを少し書いてみたいと思います。シリーズ『あなたの万葉集』第……何回目だったっけ?(笑)
皆さん『古事記』って知ってます?たぶん学校の歴史で勉強したと思います。
その古事記の中に『酒楽之歌』(さかくらのうた)という歌があります。ザクッと書きますね。西暦400年くらいに仲哀天皇(ちゅうすい)の奥さんの神功(じんぐう)皇后と息子の太子(おおみこ)とのやりとりの歌なんですよ。
敦賀から太子が帰って来るので、神功皇后はもてなすために自分で酒を作ります。太子に対してこの酒は母が作ったのではなく、神様が作った酒だから神様パワーあるからさあさあ呑みなさいって歌なんですよ。
その古事記の酒楽之歌では神功皇后とか太子とかという名前では書かれてなくて
神功皇后→『息長帯日売命』(おきながたらしひめのみこと)
太子→『品陀和気命』(ほんだわけのみこと)
太子の代わりに皇后に返歌をした高官→『建内宿禰命』(たけのうちすくねのみこと)
難し過ぎてなかなか名前をおぼえられませんでした(^_^;)(笑)現代でも子供の名前をあて字で読むあれの超ややこしいバージョンです(^_^;)(笑)
実は書きたいのは別で、神功皇后が酒を造って太子をもてなしたと書いたんですが、その酒の作り方なんですよ。酒米を噛んで壺に入れて口の中の酵素で発酵させて酒を作ったらしいです。
『口噛み酒』というそうです。どんな酒か気になりませんか?以前見たテレビのクレージージャーニーを思い出しました。アマゾンの奥地に行ったテレビクルーが村の歓迎の宴で手作りの酒を振る舞われたんですが、あまりのニオイのきつさに吐きそうになったそうなんですが、もし吐いたりしたら村の人に殺されていたかもしれないと……
そんな話を思い出したら神功皇后の口噛み酒は相当……だったのではないか!息子の太子は本音はどんな気持ちだったんだろうと……
疑問をぶつけるべく町の知り合いの学芸員の先生に質問したら先生の答えは
『たぶん……臭いという概念が昔は無かったのかもよ』
ということでした。そうなると太子は母上お酒をありがとうございましたと酒をイッキに飲み干して涙を流して喜んだのかもしれませんね。
時代が変われば物の価値観も変わるんだなあと現代の酒を呑みながらしみじみこの本を読んでましたとさ(≧▽≦)(笑)
『古事記』なかなかバイオレンスでキテレツで楽しいですよ(^_^)v(笑)
皆さんも万葉集にふれてみませんか(#^.^#)
そんな感じ(^_^)v(笑)