他県の実家には父親がいて、本来なら母親が帰る日だったけど、新幹線が止まったらしい。
私の父親、母親、妹、私と、バラバラになってしまった。
唯一電話が通じた父親は、電気が使えなくて、イマイチ地震以外の情報が伝わっていなくて、私が津波のことを伝えた。
夜に妹から着信。
公衆電話からかかってきた。
アパートの上の部屋の女の子とは知り合いじゃなかったけど、一緒に妹の部屋にいること。部屋はぐちゃぐちゃで、コンビニ行ってもコアラのマーチしか買えなかったこと、寒すぎて毛布にくるまっていること、食べ物がなく、冷蔵庫にはいっていた豆腐とキムチを食べたこと。
避難所には多分行かないなどの話をした。
その日の私の夕食。
カレー。
申し訳なかった。
寒いと言っていた妹を思い出してしまい、暖かい部屋でカレーを食べるなんて、申し訳なかった。
だからといって、食べないのも変だからと食べたけど、ポポポポーンと地震のニュースとの中で食べたカレーは本当に申し訳なかった。
その後、母親が止まってしまった新幹線からバスでどこかの施設に移動して、無事父親の所に帰ることができた。