車の免許の更新で、久々に、お昼から、街中に出かけた。
新しい免許をもらい、ちょうどお腹も空いたのでランチすることにした。
何を食べようか悩んでいると、そういえば、以前お客さんから勧められていた
お店があったのを思い出し、とりあえず、行ってみた。
そこは、とあるデパ地下にある天麩羅のお店だ。
お店と言っても揚げた天ぷらを売っている、販売を目的にした店舗なのだが
その横に5席ほどの、イートインコーナーがあり、そこで揚げたての天ぷらが
食べられるのだ。
ちなみに、同デパートのレストラン街には、同じ系列の天ぷら屋がある。
ただ地下のほうが安いし、味もおいしいとお客さんから聞いていたのだ
デパ地下に着くと目指していたお店が見えた。
運よく左から2番目の席だけ、空いていた。
だが一瞬悩んだ。残りの席に座っていたのが、50年前は、多分女性だったんだろうなと
いう人たちでいっぱいだったからだ。
しかも席と席の間が異常に狭い。
とりあえず、食ってすぐ出ればいいやと思い席に座った。
その瞬間自分の年も加えると、お客のトータル年齢だけで、裕に300歳は超えていただろう。
ここの、天丼がめちゃ、まいうーと聞いていたので一番高い天丼を注文した。
お店のおばちゃんに、ここと、上の階のお店の値段の違いはなんなのかと聞くと
上は、すべての食材が刺身でも食べれるものしか使っておらず
ここは、生食用の冷凍品を使っているから値段も抑えられるなどいろいろ教えてくれた。すると
僕の左に座っていたばあさんが、わたしは、週に2~3回は来てるのよ!と僕に話しかけてきた。
適当に相ずちして、作り笑いしてると、僕の前に天丼が持って来られた。おいしそうだ。
とりあえず食べていると、またばあさんが、話しかけてきた。
私は、いつも旬の食材が入っている天丼たべてるの、そうそうこないだは、ふきのとう、おいしかったわーと。
仕方なく、また相ずち打ってるとそうそう、ゆりねもおいしかったのよねー!
ふと、気付いた。完全にナンパされていると!
すると、ばあさん、何を考えているのか、僕の耳元に近ずいてきて、喘ぐような声でこう言った。
私は年中旬よと!
思わず、食っていた天丼が、鼻から出てしまった。
恐怖心と闘いながら、とりあえず食ってすぐ出なくてはと、もう味わってるどころの話ではなかった。
右の客が、お会計をして帰った、と思いきや、すぐさまあたらしいばあさんが座ってきた。
東京の巣鴨にばあさんが大発生してるのは知っていたが、
まさかこんなところに、隠れ巣鴨があるとは、夢にも思わなかった。
しかも、はやりのおれおれ詐欺には絶対だまされない、いや、へたをすると、彼らを逆にゆすってそうな
ばばあたちのたまり場状態だ。
僕は、奇跡的にも無事その場から生還できた。
だが、2~3日は夢に出てきて、うなされていた。
もしも、興味のある方は、デパ地下の天ぷらの店で、精力滲みでてるばばあの大群がいたら
ぜひ、天丼食べてみては^^^。