中期中絶を経験した体験談になります。

悲しい内容になりますので

閲覧は自己責任でお願いします。






202443日(123日目)


FMC東京クリニック」に到着。


とても綺麗でおしゃれな雰囲気で受付の方も優しくて

到着早々、いいクリニックだなと好印象をうけました。


検査の流れとしては


①問診票を記載

(項目が多いので時間があれば事前に印刷して記載しておくことがおすすめ)

②遺伝カウンセリング

③精密超音波検査

④遺伝カウンセラーさんから結果と今後の方針についてのお話


という感じで2時間〜2時間半ほどかかりました。


ちなみにこのクリニックは夫婦でくる人が多いです。

(私以外に2組見かけたのですが、夫婦でいらしてました。)


旦那さんに初めてエコーを見せられるいい機会にもなりますし、

旦那さんも先生や遺伝カウンセラーさんからの説明を直接聞けた方がいいので、

事前に予約する場合はぜひ夫婦で時間を作って行くのがおすすめです。


①問診票を記載


私は昨日の今日だったので問診票は予約時間より早めに行ってクリニックで記載。

人種を書く欄などがあり面白かったです笑


②遺伝カウンセリング


問診票を書いたら遺伝カウンセラーさんとのお話。

10000円ほどかかりますが

初診の人は必ず受ける必要があるようなので注意です。


綺麗な個室で


NT肥大について

・染色体異常の種類と具体的な症状などについて

・さまざまな検査について


など1時間ほどみっちりと遺伝カウンセラーさんが

レクチャーくださいました。


また、疑問に思っていることにも真摯に答えてくださいますし

長年の経験がおありなので今までの事例などもたくさん教えてくださり

知識を得ることができてとても頭がスッキリしました。


お値段に少しびっくりしましたが

受けておいて大正解でした。


NT肥大の場合、想定される染色体異常は21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーが多いこと


NT肥大が必ずしも染色体異常につながるわけではないこと

NT9cmでも問題なく出産された事例あり)


・染色体異常の場合はNTだけではなく、エコーで他の所見がみられることがあるのでその辺りを重点的に見る必要があること


を知ることができました。


NT肥大の場合に想定される事態、

その後の検査について理解できたらいよいよエコー検査です。


③精密超音波検査


優しい雰囲気の院長先生が腹部エコーで30分〜40分ほど時間をかけてみてくれました。

(ずっと経膣エコーだったので初めての腹部エコーで嬉しかった)


赤ちゃんのサイズだけではなく、NTの計測、血管が逆流していないか、心臓に問題はないか、手足の形は問題ないか、鼻骨欠損はないかまで細かくみてくださいます。


エコーをしながら

「心臓は問題ないですね。手足の形も正常です。」と

いい結果を聞くたびにホッとして、


初めて元気に動く赤ちゃんの姿をくっきりと見ることができて

嬉しくて可愛くて仕方ありませんでした。


しかし、問題のNTについては「3.8cmですね。」と

あまり良くない結果。


そのあと4Dエコーもしてくださり赤ちゃんの可愛い姿に癒されました。


そして少しの沈黙のあと終了。


先生からお話を聞くことに。


NT3.8cmある点と、鼻骨欠損があるため21トリソミーの可能性が濃厚です。」


目の前が真っ暗になった瞬間でした。


④遺伝カウンセラーさんから結果と今後の方針についてのお話


再度個室に戻り、検査結果の用紙を見せてくださりながら、カウンセラーさんが細かく説明をしてくれました。


用紙には

21トリソミーの可能性が高い。」の文字。


カウンセラーさんからも

「残念ながら、21トリソミーの可能性が高いです。」


この言葉を聞いて我慢していた涙が溢れてきてしまいました。


私の子がダウン症だなんて。

昨日から何度も何度も否定していたことが現実となってしまいました。


カウンセラーさんはティッシュをくださり優しい声で

「お子様は心臓に欠陥などはなく、21トリソミーだとしても軽度なダウン症である可能性が高いです。確定検査として絨毛検査をすることが良いと思いますがどうされますか?」

と聞いてきました。


エコー検査はあくまで可能性を確認する検査。

なので確定検査である「絨毛検査」を勧めてくれましたが

これは私や夫が21トリソミーだという事実を受け入れるためということを

暗に伝えられました。


院長先生やカウンセラーさんの長年の経験から

NT肥大」「鼻骨欠損」が揃った時点でほぼ21トリソミーだと確信されている様子が伝わってきました。


「今まで私のような状況で、21トリソミーではなかった事例はありますか?」

と聞くと


「以前院長は私さんと同じような状況で、21トリソミーの可能性が高いと診断しましたが、その後羊水検査をして陰性がでて、元気な赤ちゃんを産んだ人がいました。ただ、その方はお母様のお鼻がとても低かったので遺伝だなとあとで思いました。」


「私さんはお鼻は低いわけではないですね旦那さんがどうかはわからないですが


と言われ、私の夫は鼻が人より高いため、さらに辛い気持ちになりました。


長年経験されていても、この1例しか21トリソミーでなかった事例を出してくれないということは、つまり私の子供は21トリソミーだという可能性がほぼ、だということを突きつけられた気がしました。


私一人ではここで決められないので、とりあえず家族と話してから決めるとお伝えし帰ることに。


カウンセラーさんは、この後わからないことや聞きたいことがあったら遠慮なく電話やメールをするように言ってくださり、優しいお言葉をたくさんかけてくださいました。


今思い出してもありがたいなと思います。


エコー検査代41000円とカウンセリング料10000円を支払い、クリニックを後にしました。



帰り道では我慢しても我慢しても涙が溢れ出てしまい、すれ違う人に不思議そうな顔をされてしまいました。


(次の投稿)

>>結果を受けての気持ちと家族での話し合い