いろんな記憶がある

それは知識や味、音、景色など意識したり必要に応じて脳内の海馬、大脳皮質から呼び起こされる記憶であり記録(メモリ)である。

時々こんな事がある 
 
「風の記憶」

風に乗って運ばれて来た「匂い」に意図せず全然忘れてしまっていた誰かの事を思い出したり、何の事だったのか思い出せないが悲しかったり楽しかったりの感情だけが呼び起こされる。

車で走っていた風景、気温、流れている曲、服装など今現在全く必要のない記憶がまるでその当時に戻されたように感じる事もある。

音楽を聴いて昔を思い出すのは自然な事だけど、不意に感じる匂いでこんなにもハッキリとした記憶が蘇るのは何故なんだろう?

街を歩く。

すれ違う女性の香水の香りに一瞬で恋に落ちる

これも記憶なんだろうか?誰と同じ香水だったのかもわからない。
ただ単に異性を惹きつける香水だけだったりして笑。

人間の脳は都合良く出来ている。

少々歪んだ四角形でも脳内で視覚からの情報は修正されてキレイな四角形として認識される。また雑音だらけの中から人の声や音だけを抽出して認識される。
そして辛い経験は時間と共に薄れ、幸せな経験は美化されて記憶に残られる。

慌しく生きて行く中で感じる「風の記憶」
それは「ちょっと立ち止まろう」と自分が自分に呼び掛けているのかも知れない。