他人との距離感の取り方は難しい。
どこまで踏み込めるのか、
どこまで踏み込んではいけないのか
しばしば見誤ることがあり
困惑を招く。
何度も繰り返すうちに
「上手い生き方」を学ぶ。
それは
「あきらめ」にも似た冷たい感触。
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飛行実験が2度も失敗に終わる。
その原因は、誰もが目を疑う事実だった。
飛行機メーカー青年と自衛官が事態回避に奔走する。
子供は地上に落ちた「それ」をひろう。
「それ」を家族のように慈しみ、それがあだとなり…。
2つの物語が交錯し、やがてひとつの線に交わったとき。
- 空の中 (角川文庫)/有川 浩
- ¥740
横須賀の米軍基地では春のお祭が開催されていた。
朗らかな雰囲気に、誰が予想できただろうか、
大エビの大群の襲来など。
潜水艦に閉じ込められた少年少女と海自隊員2人の葛藤
それと成長。
アリエナイ敵とありえない奮闘を繰り広げる機動隊。
横須賀は守られるのか。
少年少女、海自隊員は救われるのか。
- 海の底 (角川文庫)/有川 浩
- ¥740
と。
書いたものの、うまいこと言えないよ~というのが正直な感想。
なんでかなーと思ったら
いろんな要素が混じっているから。
「ジャンルの垣根を超えたスーパーエンターテイメント!」
と裏表紙にあるけど、まさにその通り。
怪獣と戦うおっさんの熱血劇
青少年の青春劇、と恋愛。
空の中、海の底、並べてみたけど話はつながってません。
むしろ別世界。
これらは著者の「自衛隊三部作」と通称されるうちの2作品
もう一作は「塩の街」というもの文庫だとライトノベルだもんで
かわいいおにゃのこが書いてあるます。><
デビュー作なんだけども。
空の中と海の底を比べると、
空の中のほうが人間の心の動きの描写が多いかも。
うーん!
あんまり書くとネタバレになるし><
しいて言えば、その未確認生物が
しゃべれるし、知的能力が高いのに、
その存在が個だった故に人間の社会構造を理解するのに手間がかかるのが
嫌にリアルで、そうやって浮き彫りにされた人間社会構造が
どんなに複雑化を改めて思い知らされた。
と、同時に、
登場人物同士のめんどくさいけどほほえましいやり取り。
これがたまらなくいい!だから有川浩をよんでしまうよねーw
海の底は、書いたように敵はエビ。
このエビが厄介で厄介で。。
地上では機動隊・自衛隊・国家権力、その力関係の複雑さゆえに
たくさんの血が流れる。
ことがうまく運ばないところが、やけにリアルで
「世の中そうなってんのか」というのがよくわかったし、怖かった。かも。
潜水艦に閉じ込められた少年少女と自衛官。
密閉された空間の中での人間関係の複雑さがまた、面白い。
子供ならではの、力関係の感じがらめ、それからの脱出。
それだけの話はよくあるけど、そこのプロセスの流し方、これがよかった。
そして、この海の底は
前にかいたSweetBlueAge

の、中に入っている「クジラの彼」につながるんだけど。
繋がる・・・ていうかなんだろ、補足っていうか。
知らなくて読んでたんだけど、登場人物の名前で
「あれ??冬原って??」
で、
「クジラの彼」っていうのが表題になってる本の方には
空の中のほうの登場人物の話も入ってるらしいw
最初からそっちがほしかったわww
なんかもっとこう、うまいこと言いたいけど言えないのが悲しいねw
むずかしい。
けど、いい。そういう話。
特に、恋愛っぽいとこがくせになる!w
よく頭なでるシーン出てくるよね。いいね←
「海の底」の解説で大森望さんが
「警察には警察の、機動隊には機動隊の、自衛隊には自衛隊の、中学生の役割があり、果たすべき義務がある」
と書いてたけど、これはその通り、と言う感じ。
それぞれが、それぞれの描くべき世界を描いていて、むやみに領域を超えないところが
微妙な現実感の演出を成功させてる。
ひとつ、大きなありえないことが大前提になっていて、
そのほかで嘘をつかない…これがやり方らしいんだけど、
そのやり方があってこそ、社会的なメッセージも含まれているという感じ。
この作品読まなかったら、社会構造の境界線は知り得なかったな。
複雑だし、めんどくさいんだね。
なにわともあれ
有川LOVE!!!!!!!!