　おこんにつら。１月の恒例行事、サアラさんの誕生日企画も実施できていないまま５月となりました。奥川投手が球数を伸ばすという目標をクリアなさったことに力を得て、６分の１サイズドール服を製作しようと決意した旨を記して参ります。

　モデルは昨年末に加入したバービーです。このお迎え服に関する過去記事はこちら。手持ちの教本や雑誌には３０センチクラス向けの型紙がほとんど収録されておらず、今回は２７センチ向けを流用する方向で挑戦してみようと存じます。

　『ドール・コーディネイト・レシピ』１巻、momoko向けレース切り替えブラウスを選択しました。作例写真では確認しづらいのですが、前身頃の上部がレース切り替えとなっており、スタンドカラーと袖カフスにはレースを叩いています。

　つまり、こういった構造です。レース地に替えて百均の蝶プリント入りチュール地を採用し、同じチュールで襟とカフスを包みます。

　レースを挟むよう指示されている胸の切り替えラインには何も挟まず、後から細いレースを縫い付ける方式に変更しました。

　切り替えチュール部分から縫い代が見えぬよう、白い本体側に倒して始末します。それにしても６分の１スケールでは最大となる型紙はさすがに巨大でした。

　前回製作したのが１２分の１最小のプチブライス用ブラウスで、その差異たるやバービーの片袖にプチブライスシャツのパーツが全てあっさり収まります。因みにそのブラウスはまだ見付かってないよ。いずこかでお見掛けされましたらお手元の赤いムニョムニョを連打して教えて頂けますと幸甚です。

　手の大きさを考慮して袖カフスの幅を3.2から3.5に修正しておきました。しかし、そもそもギャザーを寄せた袖口を通らず四苦八苦。その辺りを広げてどうにか解決しました。今後の製作で留意すべきポイントです。想定モデルよりも四肢が長いバービーには袖丈が若干短くなります。

　チュールの蝶プリントが見えませんが、切り替え部分と裾にブレード及びレースを叩いて完成。手にしているのは『パーツクラブ』のアクセサリーパーツ、背景の蝶は百均のステッカー。

　後ろは全面開きで糸ループ指定です。着用できていると判断して問題ないでしょう。

　下は同テキスト、momoko向け切り替えデニムスカート。デニム地に替えてむら染めコットンを使用します。

　目立つ色糸でステッチを施す必要があるため、やや手間暇が掛かります。本体の縫製難度は高くありません。

　野球を観ながら上の空で作業を進めていると、裾を切りっぱなしにしてほつれさせるのを忘れました。完成してからも直せる箇所ではありますがそのままにします。

　ポケット袋内布は省略しましたが、コインポケットは作りました。ベルトには百均のドール用ボタンを縫い止めています。テキストでの指定はカシメ。

　上がドレッシーで下がデニムデザインという組み合わせは良く分かりませんが、とりあえず着用できる上下が仕上がりました。

　半年ばかりお待たせして、バービーさんがお出掛けできる服が準備できました。ゴールデンウィークも取り立ててどこかへ行ったわけでもなく、家で足の指を広げたり閉じたりしてばかりの日々ですが、近々ちょっくら脚を伸ばす予定です。

　それでは本日はこれにて擱筆致します。先月のパン記事をまとめていないことに気が付いてしまいましたけれどもごきげんよう。また次回お目に掛かりましょう。

バビ子さんに服を作ろう。